vimeoで動画をdigる方法
vimeoとは何か?
vimeo2004年に登場、2007年からHD対応化。
同時期国内ではyoutubeやFLASH、国内だとニコニコ動画の登場などオンライン上で映像文化が花開いた黎明期。
さらにonedotzero、DOTMOV、cut&pasteなどモーショングラフィックスの映画祭やコンペティションも登場しコミュニティの勢いや盛り上がりを感じさせる。(コンペティションではないがTokyo Graphic Passportもあってグラフィックカルチャー全体の盛り上がりもあったかもしれない)
そして作品性を尊重するサービスであったことをユーザーも理解していた影響で実験的なアプローチの作品が多く見受けられた。vimeoを徘徊すると作家独自の映像レトリックによって作られたアニメーションやモーションデザインが存在し、映像表現の豊かさと市場価値のダイナミズムとは違った映像文化の潮流が見えてくる。
vimeoの特色
自分で作ったビデオ(video+meでvimeo)を投稿することをコンセプトにしたプラットフォーム
機械学習によるレコメンド機能はない
モデレーターが主催する「チャンネル」とクリエイターが自由に共有する「グループ」がある
「チャンネル」にはそれぞれモデレーターのコンセプトや美学が反映されている
つまりバイラルによる評価ではなく、モデレーターの美学との共鳴や評価につながりを感じ取れた
「グループ」にはそれぞれコンセプトがあり、内容に沿った動画がfeed上で確認できる
共有できるグループ数に制限はあるので、関心のあるトピックのグループを探す必要がある
feedページでフォローしたクリエイターのLikeがTL上に現れる
似た価値観を持ったクリエイターがつながることでさらに作品が拡散される
Staff picksやその他有力チャンネルにピックされることでカルチャーマガジンにも取り上げられレビューや批評された
Vimeoが抱える問題
SNSが動画投稿を開始してサイトで閲覧することが遠のいた(vimeoは自動再生しない仕様)
良くも悪くもキュレーションされすぎたstaff picks(現在は実写の短編映画が中心ではあるが、露骨さは減った印象がある)
実写の短編映画やドキュメンタリーに偏ったキュレーションでモーショングラフィックスやアニメーションはインスタに移行
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ここからが本題
vimeoをdigする方法
1.vimeoのstaff pickを見まくる(簡単)
2.センスのあうチャンネルを探す(簡単)
3. スキなクリエイターをフォローしてLIKESをむさぼる(変態!)
とりあえずおさえておきたいクリエイターhttps://scrapbox.io/files/688785b2a761bc03df8913de.png
Max Hattler ←神!!!
David OReilly ←神!!!その②
Nicolás Méndez ←おれの世代はみんな影響受けてる
ZEITGUISED
ducroz
masanobu hiraoka
Lernert & Sander
David Lewandowski
Ash Thorp
海外のスタジオ
Nexus Studios
イギリスの有名スタジオ。プロジェクトの規模感がえぐい。
BUCK
誰もが知るクリエイティブカンパニー。
gunner
ハンドドローイング、ベクターグラフィック、3DCGそれぞれのツールを統合する力量が凄すぎる。
Noodle
2Dと3Dのオブジェクトを馴染ませないスタイルがオシャレ。
PARALLEL STUDIO
イラストレーションをつかったブランドムービーが上品。vimeoのほうが見やすい
Ordinary Folk
カナダのバンクーバーのスタジオ。小気味い王道モーショングラフィックス。
Rudo Company
アルゼンチンのアニメスタジオ。アニメーテッドMVのクオリティとセンスがピカイチ。おすすめ。
Agent Pekka
スタジオではなくエージェンシー。アニメーションやイラストレーションのアーティストを多く抱えている。
VCRWORKS
韓国のアニメーションスタジオ
Chromosphere
緻密な画面設計が特徴。イラストの使い方が上手い。
ワークフローまで事細かく記録してる(ありがたい)が、vimeoのほうが見やすい
oddfellows
THE・モダニズムなモーショングラフィックスを作らせると至高の域。
K4s
台湾のモーションスタジオ。カッティングがエネルギッシュ。
Wang & Söderström
スタジオなのかどうかもわからないが、作ってるものがどれも一貫した美学を感じさせる。カッコイイ。
ILLO
イタリアのスタジオ。シンプルで骨太。
Art Camp
hornet
spotifyの年間ベストプレイリストのモーションデザインを作っていた
海外メディアもちゃんとおさえよう
ビジュアルコミュニケーション
グラフィックカルチャーの批評
https://www.itsnicethat.com/
世界中のイラストレーション、写真などの作家の紹介
https://www.booooooom.com/
モーショングラフィックス
https://motionographer.com/
VFX
https://www.stashmedia.tv/