読書について
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レビュー
駄文を出版する人たちをボロクソにこき下ろしていて痛快で笑える
たとえば
「毎年無数に孵化するハエのような、毎日出版される凡人の駄作を、今日印刷された、できたてのほやほやだからというだけの理由で読む読者の愚かさと勘違いぶりは、信じがたい。」
特に面白いと思ったのは以下の二点
とにかく良い本を読めと言っていて、ギリシア・ローマの古典作家を読むのはリフレッシュすると。また、良書は二回連続で読むことで、前段への理解が深まり、また違う視点から見つめることができる
真の理解とは、結局自分と対象との関係性を把握することだ。
メタファを見出すことは天賦の才である、遠く離れたものに同質性を見いだせるのは、鋭い洞察力のあかしであると、アリストテレスも言っている。
新刊を消費する読者たちを哀れんでいるけど、今さらに堕落の進んだといえるスマホ社会を見るとどう思うのだろうかと思う。
考えることを他人に委ねるどころかただ入ってくる情報を受けとるだけになっている。
古典読もうって思った