七つの会議
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レビュー
書店で池井戸潤の本があると思って気になって手に取った。 東京建電という会社の様々な会議(パワハラ会議やら係数会議やら環境会議やら・・・)を舞台として話が進んでいき、様々な登場人物に視点をうつしながら話が進んでいく。最初の段階から謎があることは見えていて、一体どんな裏が隠されているのか?というのを読み進めていき最後に明らかになるということで飽きずにしかも途中からはきになって一気に読んでしまった。
自分自身が小さな組織にしか属したことがないので、そもそもこういう会社ってほんとにあるのかな?って思うことが半沢直樹でも下町ロケットでも思って、追体験を得るという意味で貴重な経験を得られるので満足度が高い。
一方で、本当にこういう組織の中でがんじがらめになってどうしようもなくて抜け出せない人たちがいるのかなと考えると生産性って観点で勿体ないなって思う気持ちと、そうでもしないと大会社というものを運営できないのかなという気持ちでもやもやと答えがでない感じ。
理想論ではあるけど、風通しの良い顧客に向き合った企業が成長するそんな世の中になってほしいと思う。
映画版は、またキャストが良くて楽しみなので見に行きたい。