うつ病九段
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レビュー
うつ病というものがどれほど辛いものなのかということが伝わってくる。 今まで簡単に出来ていたこと（筆者の場合はそれが将棋だけれど）ができなくなる恐怖というのは筆舌に尽くしがたいことが想像できる。 一方で、そこから逃げることなく食らいついて、逆にそこで少しずつ回復していくことを明確に理解できる指標として機能しているのは、将棋があってよかったといえることなのだなと思う。 少しずつ回復して将棋会に復帰するという意欲が湧いてくるシーンで食らいつき、現在では復帰できている姿は感銘を受ける