電解質
電解質とは、水に溶けると〔陽イオン〕と〔陰イオン〕に分かれ、電気を流す物質のことです。これだけではなかなか難しいですよね。具体的な代表例は「塩(NaCl)」です。塩はナトリウム(Na+)という〔陽イオン〕とクロール(Cl–)という〔陰イオン〕の2つで成り立っています。これが水に溶けて離れることで電解質となります。実は、人間の体は、この電解質の陽イオンと陰イオンのバランスによって血管、細胞、神経、筋肉などの動きを調整しています。しかし、激しい運動などにより汗をかいた場合は、ナトリウム(Na)が汗と一緒に流れ出てしまい、食中毒などによる嘔吐、下痢などによっては、ナトリウム(Na)もクロール(Cl)も体から流れ出てしまいます。電解質のバランスが崩れることで、倦怠感、頭痛、吐き気、めまい、血圧や臓器血流低下といった「脱水症状」が現れます。
糖分濃度が高いスポーツドリンクは小腸での吸収率が低い
スポーツドリンクには砂糖などが6%も含まれています。
糖分濃度が高すぎると吸収速度は低くなります。
スポーツドリンクでの小腸での吸収率を調べた研究によると、経口補水液の1/3程度でした。
アイソトニックタイプ
ハイポトニックタイプ