情報の非対称性
目の前の人を笑顔に、幸せにしたい
新入社員としてマンション販売を担当していた私は、ある若いご夫婦の担当になりました。ご紹介した物件を気に入っていただき、さっそく購入の手続きに入りました。 ところがローン審査が通らず、ご夫婦はひどく落胆されました。お二人の様子を目にし、私は「何とかして、このご夫婦に良い物件を探してあげたい」と思い、他社の物件情報をもかき集めてご紹介しました。最終的にお二人は他社の物件を気に入られ、ご購入されました。当然、上司からはきつく叱られました。
後日そのご夫婦が訪ねてこられ、「井上さんが私たちの立場に立って一生懸命に探してくれたおかげで、素晴らしい物件に出会えました」と満面の笑みでお礼を言ってくださったのです。 ご夫婦の喜ぶ様子を見たときに、この先ずっと、このような「最高の笑顔」をつくり続けられる仕事をしたいと強く思いました。また、不動産業界に身を置く私でさえも、当時は情報を集めるために苦労したのですから、限られた情報の中から「一生に一度」ともいえる高価な買い物をしなければならないお客様はもっと大変な苦労をされているのだろうと、大きな疑問を抱きました。 この体験から、「すべての不動産情報が公開される仕組みを構築したい」との一念が生まれ、創業へと結びついていったのです。
不動産業界はホントに非対称性で食ってるようなイメージがある。
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