えいや
「なんか考えてもようわからんし、とりあえずこれでやってみたらいんじゃね?」というときに使う言葉
わたしは最適の選択を行うことそのものをあきらめてしまおうと提案したい。
千もの万もの選択肢が存在すると、あたかもそのなかに「正解」があって、それを選び出せば完全に満足できるように思えてくる。
しかし、それは幻想だ。たしかに「より満足のいく選択」はありえるだろう。だが、すべての選択肢を順番に試すわけにはいかないのだから、どれを選んだところで100%「これで良かった! 他の選択肢を選ぶべきではなかった!」と思い知ることはありえない。
残されたいくつもの選択肢のなかに「もっと良い選択肢」があったかもしれないという可能性は常に残りつづける。それは選択の満足度を下げるに違いない。
だから、「どんなに悩んでも常に最善の選択を行うことは不可能である。そもそも選択の結果が最善であったかどうかを検証しようがない」という事実を受け入れてしまうのだ。