マインドマップの作り方:アイデアをまとめ、カタチにする
https://gyazo.com/653f483704ab64ff10d34bf97ca175ae
マインドマップと構想マップ
プレゼンやレポート・論文を作成するためには、ある程度情報を収集し、集めた情報を評価・取捨選択した後に、アイデア出しの段階に入ります。たくさん出したアイデアをまとめ、そこからプレゼンやレポート・論文のテーマにつながっていくよう全体の構想を練っていきます。
これをマインドマップと構想マップの作成という二つのステップを通じてやってみましょう。 注1
アイデアをまとめる:マインドマップをつくろう
ここではマインドマップのつくり方について、最低限の説明のみ書いておきますので、詳しく知りたい方は書籍やウェブサイトなどの情報を参照してください。 注2
1. 紙(最低でもA4サイズ、できればA3サイズの紙を横向きに使います)を用意する
2. 紙の中心にテーマとなる/なりそうな単語やフレーズを書く
3. 紙の中心に書いた単語/フレーズに関連する(連想できる)単語やフレーズを、その周囲に書く(これをトピックまたはノードと呼ぶ)、周囲に書いた単語/フレーズは中心を線(これをブランチと呼ぶ)でつなげる
4. 周囲に書いたトピックから、さらに関連する(連想できる)トピックを書き、ブランチでつなげていく
5. 4. をできる限り繰り返す
6. マップがある程度出来上がったら(トピックとブランチが広がっていったら)自分が一番考えたいトピックを選ぶ
アイデアをカタチにする:構想マップをつくろう
マインドマップをつくることで、自分が最も考えたい、主張したい事柄が浮かび上がってきました。続くステップでは、自分の主張にストーリー性をもたせ、主張に必要なロジックを考えるための構想マップをつくります。
1. 紙(最低でもA4サイズ、できればA3サイズの用紙を横向きに使います)を用意する。
2. マインドマップで選んだ、自分が一番考えたいトピックを、紙の中心に書く。
3. 中心に書いたトピックの周囲に、それとつながるトピックを書いていく、この時あまり関連しない(つながりの弱い)トピックは書かない。
4. 3.で書いたトピックからさらにブランチを増やして、トピックをつないでいく(トピックを書き足していく)。
5. あるブランチにあるトピックが、別のブランチのトピックとつながっても(つなげても)構わない。
6. 3. 〜 5.をできる限り繰り返す、ただし中心のトピックからのストーリー性を意識して書くこと。
参考リンク
この資料とあわせて以下のウェブサイトも参考になるでしょう。
絵がうまくなくても大丈夫! マインドマップを使って脳内整理しよう(前編)LINK 絵がうまくなくても大丈夫! マインドマップを使って脳内整理しよう(後編)LINK 5.2 マップを描いてアイデアを出す(向後研究室教材サイト)LINK FreeMindでアイデアをまとめるコツ(FreeMindを使おう会)
フレームワーク:1階層目のノードの考え方 LINK KG向け情報(PC教室でのマインドマップツールの利用)
キャンパス内のPC教室ではマインドマップ作成ツールとして「XMind」が利用できます。PC教室に設置のマシンにあらかじめインストールされています、「リモートPC」からも利用可能です。
XMindを使う上で参照となるWebサイトを紹介します。
XMindとWorkFlowlyの操作マニュアル的なもの LINK FreeMindユーザーのためのXMindの使い方(FreeMind使おう会)LINK 参考文献
大島弥生・池田玲子・大場理恵子・加納なおみ・高橋淑郎・岩田夏穂(2014)『ビアで学ぶ大学生の日本語表現 第2版―プロセス重視のレポート作成―』ひつじ書房、p.24
[注]
1. マインドマップを「思考マップ」と呼ぶことがあります。
2. マインドマップのつくり方について「参考リンク」の章にいくつかWebサイトを提示しています。またこのページの内容、とくにマインドマップと構想マップの関係については「参考文献」にあげた資料を参考にしています。