toBe SaaSでSLO閾値を決める難しさ
#SaaS #SLO
toC
toCの世界では、答えは分かりやすい。
1秒遅ければ、ユーザーは離れていく。体感の悪さはそのまま売上に跳ね返る。
だから「速く、安定している」ことが何よりも投資すべき領域になる。
toB
一方でtoBの世界はもっと複雑
顧客は「会社として」使うために契約してくれる。多少遅くても、簡単には離れない。
だから「この遅さは事業にどんな影響を与えているのか」が一見すると分かりにくい。
けれど、不満は静かに積もっていく。
社員の数分が積み重なり、生産性の損失になる。
「動かないんですけど」と問い合わせが増え、サポートに見えない負荷がのしかかる。
更新やアップセルの瞬間に「性能が悪いから…」と値下げ交渉の種になる。
チャーンはしなくても、じわじわとコストが滲み出す。