NotebookLM
https://gyazo.com/f50e43e5180ded711f6cad6a9526501d
#AIサービス #LLM
概要
Googleが開発したGemini搭載の情報整理支援ツール
NotebookLMの最大の特徴は、ユーザー自身が提供した情報(ソース)のみに基づいて回答を生成すること
Google公式ブログによると、NotebookLMの開発目標は「複雑な資料を理解して精査し、情報から新しい類似性を見つけ、下書きなどをすばやく作成するのに役立つツール」
/icons/point.iconChatGPTが「広く浅く」なら、NotebookLMは「狭く深く」
資料分析と情報整理に特化したAIツール
機能と特徴
ソースベースの回答生成
アップロードした資料(ソース)に基づいた回答のみを提供
PDF、Googleドキュメント、Googleスライド、Webサイト、YouTubeなど多様な形式をサポート
テキストだけでなく、画像、グラフ、図なども理解可能(マルチモーダル対応)
情報整理・分析機能
複数の資料から関連性を見つけ出し、新たな洞察を提供
ソースを要約し、FAQやブリーフィングなどの形式に変換
インラインでの引用により、参照元に直接アクセス可能
コンテンツ生成機能
アップロードした資料をもとに文書やプレゼン資料の作成支援
音声概要(Audio Overview)機能でポッドキャストのような会話形式のコンテンツを自動生成
プライバシー保護
アップロードしたソースや質問、回答を他のAIモデルの訓練に使用しない
table:比較
機能・特徴 NotebookLM ChatGPT
情報ソース ユーザーがアップロードした資料のみ インターネット上の一般的な情報+独自学習データ
正確性の方向性 特定のソース情報に対する正確性を重視 一般的事実に関する正確性を目指す
特化機能 情報整理・リサーチ支援 汎用的な対話・コンテンツ生成
プライバシー ユーザーデータをモデルの訓練に使用しない プランによってはユーザーデータを訓練に使用可能
ChatGPTは幅広い話題に対応できる汎用性が強みですが、NotebookLMは特定の資料に基づいた深い理解と分析に特化しています。ChatGPTが「広く浅く」なら、NotebookLMは「狭く深く」というアプローチ
ChatGPTやBard、Claude、Bingなどの一般的な生成AIが広範な情報に基づいて回答を生成するのに対し、NotebookLMはユーザーが提供した資料のみを参照します
一方で、アップロードしたソースに含まれない情報には回答できないという制限もあります。これは一般的な質問応答には不向きですが、特定の資料に基づいた精度の高い分析や洞察を求めるユーザーにとっては、むしろ強みとなります
ユーザー自身が提供した資料のみに基づいて回答を生成する「ソースグラウンディング」の考え方は、信頼性の高い情報処理を求めるビジネスや研究、学習の場面で特に価値を発揮します。