Q.不正行為を行った場合どうなりますか?
A.
最悪アカウント凍結となります。以下、ホワイトペーパー より、解説を交え記載します。 まず、以下のデバイスはSTEPNが正しく動作しなくなるそうです。
・脱獄したデバイス
・root化したデバイス
・OSが変更されたデバイス
また、GPSスプーフィング(位置情報の偽装)、ハッキングソフトを使用した結果、ゲーム内のアセットを紛失した場合、資産は復旧できないとのことです。
STEPNでは、以下3つの仕組みが導入されています。
GPSデータ
モーションセンサーとヘルスケアデータ
機械学習を利用したアンチチートシステム(SMAC)
判定タイミングは、ユーザがSTEPNアプリで停止ボタンを長押しし、セッションを終了した際に分析を行うようです。
また、不正行為に関するスコアリングも行われています。
ホワイトペーパーでは、チューリングスコア(TS)と呼ばれています。
TSはユーザには表示されず、アプリの裏側で機能しています。
TSは100を基準とし、100を下回ると以下のペナルティが発生します。
マーケットプレイスでの出品、購入が不可
Spending⇔Wallet間の資産移動が不可
TSを100に戻すには、不正行為判定を受けずにMoveを行うと、徐々に回復します。
判定基準の例がホワイトペーパーに載っているため、日本語、英語両方の表を転載します。
https://scrapbox.io/files/64755a1280868f001bc9d0d7.png
これを見る限り、
・1人が複数台のスマホを持って同時にMoveする ⇒ 不正行為
・動物等にスマホを装着しMoveする ⇒ 不正行為
・10人が同時にMoveしているが、1人が1台のスマホを持った状態 ⇒ 不正行為にはならない
・1人が複数台のスマホを持ってMoveしているが、STEPNを起動しているのは1台のみ ⇒ 不正行為にはならない
といった判定のようですね。
なお、MoonWalkは、アンチチートシステムによる判定結果ではなく、GPSの不調等、その時々の環境によって表示されます。アンチチートシステムの判定は、セッション終了時に行われますので、MoonWalkが出たからといってチート判定されてしまう、という心配はしなくてよいでしょう。
2023年4月、不正行為によって凍結されたアカウントが支払ったGMTをユーザへ還元する発表がありました。
https://scrapbox.io/files/64755c58889026001bd6428d.png
凍結アカウントの資産額に応じてアカウント復旧に必要なGMTを設定 ⇒ 凍結アカウント所有者がGMTを支払う ⇒ 支払ったGMTをユーザへ還元 という流れです。
こういった形で、不正行為についてはしっかり取り締まる姿勢を見せています。