ウォータールー橋の遺体は導引機械技師のものと判明
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ウォータールー橋で発見された男の死体は、導引機械技師のジョナサン・クック氏であることが、当局の発表により明らかになった。クック氏が死体となって発見されたのは、一昨日の早朝、ある男性によって警察に通報されたものである。この男性はランベス警察署へ通報後、そのまま立ち去っている。そのため、発見時の状況は明らかではないが、クック氏が倒れていたあたりでは、争った形跡がみられ、また、クック氏の上着から札入れが抜き取られているため、強盗による犯行というのが当局の見方である。
当局からの正式なコメントはないが、導引機械技師の徴しでもあるクック氏の銅製の歯車のバッジが半分に割られていたという証言もある。付近を捜索した警察では発見出来なかったようだが、本紙記者は、事件後、現場付近で半分に割れたバッジを見たという少年がいるという話を聞いた。この少年は身元不明だが、ここ数ヶ月、ウォータールー橋で見かけられるようになったという。だが、バッジの話を周辺の浮浪児たちに話した直後、姿が見られないという。果たして、この少年は事件との関連性はあるのだろうか。
当局は頻発する路上強盗に頭を悩ましているが、特に貧困地域での捜査はあまり進んでいないのが現実である。この事件もまた、それらの事件と同じように迷宮入りしてしまうのであろうか。
本紙では、行方不明の少年や、最初に事件を通報した男性などの行方を追っている。これらについて情報がありましたら、本紙まで御一方ください。(188x.x.x)