セパレータブル・イノベーション
(余談) 変革とイノベーション
変革とイノベーションの違いに確たる正解は無いだろうが、筆者の理解を述べておく。目的の有無だ。
変革は「リモートをデフォルトにしたい」など目的があって、そのために何ができるかを詰める。本書でもデフォルト・リモートとして様々なやり方や考え方を導入してきた。一方、イノベーションとは「与える影響の大きい」「何か新しいこと」であり、それ自体が何らかの直接的な目的で駆動しているわけではない。影響と新しさは市場は決める。仮に本書のデフォルト・リモートの理論が AI エージェントの発展に多大な貢献できるとして、それで実際貢献してエージェント開発が進み、私たちの生活が便利になったとすれば、デフォルト・リモートはイノベーションと言えるだろう。別の言い方をすれば、イノベーションとはブレイクスルーを起こした「新しいもの」を指す。
イノベーションは市場次第であるため再現性がない。一方、変革はゴールがあるので、勝つまで続ければ多少は成功率が上がる。ただ無限に推進することはできないし、リソースが持ったとしても現場が疲弊してしまうから現実的じゃない。アイデアと推進を分けて、アイデアの部分でとことん詰めるのが良い。それを言い出しっぺの法則から脱せよという意味である。このような取り組みは前例がなさそうなので、新たに整備せねばなるまい。筆者はセパレータブル・イノベーション(Separatable Innovation)と呼んでみている。アイデアと推進を分けることからそう名付けたが、次の研究テーマになるかもしれない。デフォルト・リモートで整備してきた諸々も役に立つと見ている。いや、その前にデフォルト・リモートの検証が先か。
シームレス|Remotism
分離可能なイノベーション
企画とかもそうだけど、従来は「言い出しっぺが責任持ってある程度までやれ」一択
そうじゃなくて「言うだけの人」と「その続きを手動かしてやる人」が別々でもよくね、できるくねって話sta.icon
言語で密にやりとりしあえば埋められるはず
Cosenseで非同期的に、でもたくさん時間と気力かけて詰めるとか
別に「言うだけの人」の意図を100%再現する必要はない
ダシにすればいい。どうやるかは手動かしてる人達がしてるのだから、そいつらが好きにすればいい
ただ手を動かす人達単体ではたどり着けない「初動に通じる発想」を、「言うだけの人」が出してるよ(出せる可能性が高いよ)というだけ
あ、誤字
x それを言い出しっぺの法則
o それが言い出しっぺの法則