Zettelkasten
Zettelkastenとは
1970年代、ドイツの社会学者であるニクラス・ルーマン氏が使っていたとされる「Zettelkasten(ツェッテルカステン)」というメソッド。日本語で読める詳しい資料としては、ズンク・アーレンス著『TAKE NOTES!』があります。 ルーマン氏はA6判(A4の1/4)サイズのカードを利用し、その生涯で58冊の本と数百本の論文を発表しました。さらにその死後も、残された資料を元に10冊以上の本が出版されています。
Pouhon. Obsidianでつなげる情報管理術【完成版】 (p.28). Kindle 版.
Zettel=メモの分類
Zettel(紙片)とKasten(箱)を使うこの手法も、システムとしてはこざね法と同様シンプルです。その全てのメモは次の4種類に分類されます。
Fleeting notes(走り書きメモ)
Literature notes(文献メモ)
Permanent notes(永久保存版メモ)
Structure notes(構造メモ)
Pouhon. Obsidianでつなげる情報管理術【完成版】 (p.29). Kindle 版.
Kasten=つまりフォルダについての分類
文献データ管理用ボックス(Literature notesを収める)
メインボックス(Permanent notesなどの永久保存メモを収める)
プロジェクト専用ボックス(プロジェクト単位で利用する)
の3つで構成されています。
全体の簡単な手順としては以下のような流れで、それぞれのメモはボックスに入れて保管されていました。
実際のメモの運用法
1 Fleeting notesやLiterature notesに情報を記録する
2 メモを見直し、自身の思考や興味にどのように関係してくるか考える
3 発展させたアイデアをPermanent notesに記入する
4 そのノートを既存のメモとリンクさせ、メインボックスに保存する
5 Fleeting notesは破棄し、Literature notesは文献データ管理用ボックスに保存する
Pouhon. Obsidianでつなげる情報管理術【完成版】 (p.30). Kindle 版.
とりあえずこの環境をobsidianでつくってみるのもいい
それぞれのメモのためのフォルダがある状態