神田橋條治
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姶良郡加治木町(現:鹿児島県姶良市)生まれの精神科医。専門は精神分析ついで内省療法、さらに対話精神療法であったが、現在は雑談精神療法を目指していると言う。九州大学精神神経科にて長年、精神分析療法を専攻。1971年から1年間、モーズレー病院ならびにタビストックに留学。
1976年に荒木冨士夫氏との共著による「自閉の利用一精神分裂病者への助力の試み一」(精神神経学会雑誌,78,43-57)を発表し、日本の精神医学界に強い学問的衝撃をもたらした。西欧で発達した精神療法を、日本人ならではの感性で咀嚼し、実践し、伝達している。個性が強く、毀誉褒貶もあるが、優れた臨床力と論理的思考から、土居健郎、中井久夫に匹敵する秀峰と見る向きもある。コツ三部作を始めとした著書で精神療法の神髄を伝えている。現在は、鹿児島市の伊敷病院に精神科医として非常勤で勤めるかたわら、全国の研修セミナーに招かれて後輩の育成と指導に努める。
治療は、一見独特で、天才肌かつ名人芸的であるが、芸事における古今の名人が全てそうであるように、緻密な観察眼と精巧な理論および長年の実践に裏打ちされた、実は極めてオーソドックスなものである。病める患者の「身になって」、限りなく優しく、その眼差しは、氏に関係する全ての人間に注がれている。
http://www.arsvi.com/w/kj02.htm
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いつも具合のわるい時、『精神科養生のコツ』をひらく力がないし、神田橋語録の存在も忘れがち
なのでここに貼っておこう
広岡ジョーキ/廣岡孝弥さんは神田橋のことばが座右の銘のひとつだといっていた
生活を万華鏡のようにしてください。平穏と充実は両立します。