スタックチャン用のサーボについて
スタックチャンは、サーボ2つを使い可愛く動かせるように設計されています。
サーボの値段(2024/10/15現在)(※各1つずつの値段で送料は含みません。)
SG90:¥550(秋月電子通商)
FS90MG:¥803(スイッチサイエンス)
SCS0009:¥1,738(スイッチサイエンス)
Dynamixel XL330:¥4,070(アールティ)
1. PWMサーボ
安価で手に入りやすいサーボです。制御方法も簡単ですが、耐久性に少し劣ります。大体、半年〜一年程度で交換が必要になります。GPIOがPWMに対応している必要があり、複数サーボを接続する場合はそれぞれにGPIOが必要です。
SG90
SG90は、AmazonやAliExpressで購入できるものは正規品ではありません。秋月電子での購入をお勧めします。
MG90Sというメタルギアの物もありますが、純正品はSG90とサイズが異なります。AmazonやAliExpressで購入できる模倣品の中にはSG90とサイズが同一のものもありますが品質のバラツキが大きいです。
2. シリアルサーボ
PWMサーボよりも細かく制御できます。シリアル接続なので使うGPIOは最大2pinですが、使用する前にIDを設定する必要があります。
比較的、動きも安定していて、シリアルサーボの中では安価です。位置決めモードは0°〜300°まで、その他に360°連続回転モードを持っています。
IDを持っており、購入時はID:1で設定されています。スタックチャンで2個使用する場合は、ID設定を変える必要があります。FeetechのFDツール(1.9.8.x)を使う時の注意!「ProgrammingのSave&LoadとRecovery」は使ってはいけません。サーボが動かなくなります。分からない方は、IDの変更のみにしておきましょう。
耐久性はまだ調査中ですが、SG90系よりも上で長持ちしそうな感じです。(個体差はあると思うので無保証です。)(*1)
国内ではスイッチサイエンス、海外ECではAliExpressのオフィシャルショップから入手可能
初心者の方は、ID書き込みやサーボの動作確認のため、なるべくFE-URT-1も購入してください。 FE-URT-1は5V外部電源が必要なのですがこのようにオス―メスのジャンパーワイヤーで接続すると動きます。(SCS0009なら大丈夫なはずです。) XL330にはギア比の違う2種類がある。
XL330-M288-T(低速、高トルク アールティ晩のスタックチャンで採用されている。)
XL330-M077-T(高速、低トルク タイリンチャンで利用)
IDを持っており、購入時はID:1で設定されています。スタックチャンで2個使用する場合は、ID設定を変える必要があります。
サーボ側もコネクタになっており、サーボに2つコネクタがあるのでカスケード接続が可能
コネクタはJSTのEHコネクタ(2.54mmピッチ)
その他
サーボにLEDが付いており、点灯の制御も可能だが、スタックチャンでは隠れてしまう。
日本のROBOTIS社は法人向けで個人向けの販売はアールティ株式会社等で入手可能
コネクタをJST EH(EHR-3)から、Molex mini-SPOXに変換すればStack-chan_Takao_Base_SCS0009でも利用可能
*1. 2023/8/30〜 10個以上スタックチャン タカオ版で使っていますが、故障はありません。
サーボのトラブルシューティング
Feetech SCS0009
FDツールで、Recoveryボタンを押してしまった!
プルプル震えるようになります。
1. FDツールでIDを1に戻して、Programming->Save->Loadでパラメータを一旦戻します。(ここで無反応になる)
2. わししさんの手順 通りにSerialDebugToolを使ってコマンドを送ります。 ※ FE-URT1のCOMポートを調べてSerialDebug2.iniのCOMMとSPEEDを修正します。(下記はCOM11ポートの場合)
COMM=11
SPEED=1000000