造語論
そういう言葉があるわけではないが、いったん定義してみよう
造語とは何か、造語はどうあるべきか、造語の意義や価値は、といったことをまとめた論
確たる定義があるわけではなく、複数の持論が存在する
例
「あなたの造語論を語ってください」
「いいかぁ、造語っていうのはなぁ……」
同様に、XXXは酔うと造語論を語りだす。
このXXXとは何か。
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arpla読んでてインスパイアされたのでとりあえず雑多に解釈している
造語は実験的、としている
言葉を導入してみて、使ってみて修正していく……みたいな検証的営為
そうすることでしか真の概念は見えてこない
造語は、特定の命題によって構成されるものではなく、「そういうものってあるよね」と語られるものである。
同感するsta.icon*2
あらゆる言葉を辞書どおり・(その専門分野によって定められた)定義どおりに理解して使いこなせるなら苦労はしない
それができないから、「なんかこんなんあるよね」ってのをつくってみて共有してみるしかない
やってみれば議論できる
そうやって「いや、こうじゃね」「こうだろ」「それって、XXXのこと?」「それだ!」みたいな感じで収束していける
「再造語」という言い方をしている
造語 = 全く新しい意味を捉えたもの
再造語 = 既存の意味を別の切り口で捉えたもの
だと捉えたsta.icon
原義
造語は、一般的には、これまでなかった言葉を用いることであるが、再造語としての定義は、これまで用いられてきた言葉を用いる。
再造語を小説の登場人物と比喩している
人物Aの名前が出てきたところで、Aについてはほとんど何もわからない
Aという存在がある、ということはわかる
物語が進むことで、Aについて知っていく
造語も同じようなものだ
造語論、面白いな。
知的生産として遊びやすい
「あなたの造語論(あなたが考える「造語」とは)を教えてください」みたいな言い方にすれば、各自が好き勝手に持論を語りやすい&他者のそれを見て膨らませやすい
月刊少女野崎くんでも「漫画家は酔うとマンガ論語りだしてうざいんだよ」とあるが、ここでいうマンガ論みたいなものsta.icon*2 code:novel
「造語っつーのはなぁ、単語を新しくつくるってことなんだよ。単語と単語を組み合わせた言葉をつくるのは造語でもなんでもねえ。いいか。単語ってのは聖域なんだ。辞書に載ってるかどうか、あるいは界隈に広まったかどうかという選ばれしものなんだ。それを一個人が勝手に追加して他者に押し付けるだぁ?」
「聖域……ねぇ。そんなものがあると思っているだなんて、ずいぶんと頭がお花畑なのね」
はぁと店員の足を止めるほどの綺麗な嘆息をしてみせた彼女が、グラスを手に取る。
その表情は俺に対する呆れと、そして同情を宿していた。
こく、こく、と艶めかしい喉が動く。コイツ、俺に付き合ってやるよって雰囲気出してるけど、飲みたかっただけだよな。口にすると手が飛んでくるから言わないけど。
たぶんだけど、
というか想定していない人達がいる
原義と論理に基づいた議論を好む(あるいは生業としている)人が多い?
気がする
前者のダシにする遊び方がしやすいsta.iconとしては、この言い方を後者の人達に提案してみることで、前者の遊び方に引きずり込むことができるかもしれない
まあ井戸端で言えば「書いてけ」の一言で通じると思うがsta.icon*3