言い訳オブジェクト
まず,組織において自然発生的にできた ‘溜まり場’ でどのようなインフォーマルコミュニケーションが行われているかを知るために観察実験を行った.共有インフォーマル空間の利用者は,そこに行く理由や居るための理由として頻繁に ‘もの(オブジェクト )’ に触れたり注視したりしていることが見出され,このことにより距離圧力を回避し「居心地」よくしていることが推定された.我々は,これをオブジェクトの持つ言い訳効果と考え,そのような ‘もの’ を「言い訳オブジェクト」と呼ぶこととした.
我々は,共有インフォーマル空間における参加者の行動を観察実験し,オブジェクトの言い訳効果(すなわち,居る言い訳,行く言い訳効果)を見出した.
話題の明示的提供やファシリテーションみたいな「制御」はしない方針
本来の自然な会話の状態を崩さないために,強制的に会話に対して話題を提供することを避け,“なぜだか分からないが会話が続く,盛り上がる” といった「知的触発」を与えるシステムを構築することを目的としている.別のいい方をすれば,コミュニケーションに触媒的な効果を与えるシステムである.
距離圧力
その場所で会話がはずまない場合にそこに入ったり,居つづけると,「距離圧力」がお互いの間に居心地の悪さを引き起こす.
インフォーマルな場はコンテキストがバラバラなので調整に時間がかかる
なのに近い(一緒にいる)
圧がある
居心地悪い
言い訳オブジェクト
居心地の悪さをカバーするために「私はこのためにいるんですよ」アピールが必要
この論文では「そこにある "もの" に注意を払っていることをアピール」としている
kidooom.iconさんも書いてたが、その "もの" を話の種にできる
その "もの" が、ここにいるんですよという言い訳になっている
sta.icon
応用範囲つか適用範囲広そう
オタクやエンジニアの集まり(基本各自作業してて、気が向いたら喋る)とかも
なんつかコミュニケーションを第二の目的にして、第一に別のカジュアルな何かを置く