特定の神経回路の活性化パターンが記憶を想起する
この辺の話、なるほどと思ったんだよなsta.icon*2
要は脳という非常に複雑な回路は生きている間、ずっと動いて変化し続けている
電源切ったら消えるメインメモリみたいなもんなのだなぁと
先ほど、記憶は神経回路の活動パターンとして脳全体に埋め込まれていると書きました。記憶の基盤となっているのは、シナプス伝達の効率の調節であり、その実態は、神経伝達物質を一度に放出できる量と、一度に受け取れる量を増やすための受容体の発現調節ということを考えると、神経細胞そのものが記憶素子の一部と言うことができます。
果てしない試行錯誤の末にようやくチューンアップした神経細胞が、もし生まれ変わって入れ替わってしまったら、記憶は損なわれてしまうのではないでしょうか。そして、また学習を一からやり直さなければなりません。それには、私たちが生きてきたと同じだけの時間がかかることになります。神経細胞が生まれ変わることも手放しで喜ぶことはできない理由が、おわかりいただけるのではないでしょうか。