熟議
ここでいう熟議とは、他者の意見に耳を傾けながら自らの立場を修正しようとする態度を持って議論することを指す
「熟議」とは、多くの当事者が「熟慮」と「議論」を重ねながら、共通認識・課題解決をしていくことです。
具体例として以下が列挙されている
(1)多くの当事者(学校・保護者・地域の皆様)が集まって
(2)課題について学習・熟慮し、議論をすることにより
(3)互いの立場や果たすべき役割への理解が深まるとともに
(4)解決策が洗練され
(5)個々人が納得して自分の役割を果たすようになる
最初に「熟議」について説明します。熟議は、「熟慮」と「議論」を併せた言葉です。ですが、よく考え議論をする、だけではない意味が「熟議」にはあります。それは、住民や国民の投票で選んだ代表者が議論し決する間接民主主義を補完する役割がある、ということです。
こうなると、投票により社会的サービスの量や供給を決定する間接民主主義だけでなく、関わりを持つ人々が直接議論をして決する方法も必要になります……熟議の場合、住民だけではなく、社会的サービスを供給する企業やNPO、ボランティア団体、社会の課題を感じる人々が直接参画し、立場の異なる人々が同じ目的で議論を交わすのです。
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