構造的空隙
直接繋がりまくればいってものじゃない
バートは、得られる情報の量と質とネットワークの維持コストという観点から、企業が競争優位を確立するためのネットワーキングのあるべき方針として、構造的空隙を埋める絆の重要性を提示しました。
構造的空隙とは、重複しないコンタクトを表現した道(グラフ理論用語でいうと辺)のこと
https://gyazo.com/fa63311b2fe185d90b146915ecf1fabc
重複しないコンタクトとは、相手のクラスターへのアクセスの唯一のパスになっているということ
理論的にはリンク一本あたりのコストは変わらないので、なるべく多くのクラスターに繋いだ方がお得
同一のグループへ複数のリンクを張った場合、得られる情報も重複してしまいます。それぞれのリンクを維持するコストは、リンク先が別々のクラスターのノードに分散していても同一クラスターへ重複していても基本的には変わりません。したがって、リンク維持コストに対する得られる情報利益は、リンク先が同一クラスターへ重複するほど低下してしまいます。逆にリンク先を分散させることで、同じコストで重複しない多様な情報を獲得することが出来ます。