松岡正剛
編集工学
「生涯一編集者」をモットーとする松岡正剛が提唱する編集工学(英: editorial engineering)は、人間の思考や社会のコミュニケーション・システムや創造性にかかわる総合的な方法論である。その創始は日本がまさに情報化時代に突入していく1980年代に遡る。当時の情報科学がもっぱら情報の記号的・データ的処理を前提としていることに対し、松岡は、生涯を通じて各種編集、プロデュースにかかわる中で、いちはやく人間の意識や感情や行為のともなう「意味情報」に着目し、それらが生成され交換される『生きた情報システム』を扱っていくための方法論の構築に向かった。
どっかで見たな?sta.icon
創造の捉え方
一方、これらを扱っていくための「編集方法」として、松岡は、「データ情報」を扱うための基本技法である収集・選択・分類・流派・系統の5つの「編纂」(英: compile)と、「意味情報」を扱うための基本技法である要約・模型・順番・交換・適合・共鳴・比喩・図解・注釈・暗示・擬態・変容・歪曲・装飾・保留・構造・焦点・劇化・遊戯・翻訳・周期など59の「編集」(英: edit)の、あわせて64の編集技法を体系化している。この「64編集技法」体系の最後には、『総合』と『創造』が挙げられているのだが、ここに松岡独自の編集哲学が発揮されているのを見ることができる。松岡は『総合』を「以上のすべての組み合わせ」とし、『創造』を「以上のすべての組み合わせ以外の創造」であるとしている
要素挙げまくってるのエグすぎない?wsta.icon