強迫的ホーディング
居住空間において大量の物品を度を越して収集(蒐集)することを止められず、それにより著しい苦痛・不全を起こしているという行動パターン
有病率は成人で2-5%ほどと推定される。児童・青年の発達期に、他人を世話し、散らかり具合をコントロールしてくれるであろう家族が、死去または失踪した場合、症状は悪化するというのが典型的とされる
研究はまだ始まったばかりらしい
精神疾患としてDSMにて定義されたのは2013年の第5版からである
サブタイプ
ビブリオマニア(本棚みっちりぎっしり)
動物ホーディング
デジタルホーディング
e-ホーディングとは、もはやその個人にとって価値がないのにもかかわらず、電子データを過度に取得し、それらの削除を拒むことである。この行為にはデジタルストレージ機器の大量保有や、無用な電子データの所有なども含まれる。
ホーディングとは、臨床的には「他の人にとってほとんど価値がないと思われるモノを大量に溜め込み、処分できない行為」と定義されている(e.g., Frost & Gross, 1993; Neziroglu, Bubrick, & Yaryura-Tobias, 2004)
より病的なのが強迫性ホーディング
「強迫性ホーディング」は、以下の3点を包含する行為として特徴づけられている。1)ほとんどあるいは全く価値のなさそうな大量の所有物を収集し、捨てることができないこと、2)生活空間があまりに散らかっているため、本来意図されたような空間の活用ができないこと、3)ホーディングによって深刻な苦痛や機能不全が生じること(Frost & Hartl, 1996)。
害が出てくるレベルってことか
というより「害が出てもなおやめられない」ほど強迫性がある?
色んな研究があるわね
これとか面白い
ホーダーがモノを捨てられない理由は、モノをあたかも人のようにみなす「人格化」傾向が強いことに一因があるとも考えられている(Warren & Ostrom, 1988)
実際、池内(2010)の調査においても、モノを擬人化する傾向の強い人ほど、モノを処分することに抵抗を感じることが示唆されている。
ためこみ(hoarding)という用語は,HDの疾患概念のもととなった強迫的ためこみ行為(compulsive hoarding behavior)に由来します。一方,収集(collection)という用語は,「対象物の価値が愛好家の間では十分高く,対象物が特定のものに限定されており,さらに基本的にはきちんと整理した状態で保存され,生活スペースの侵襲は少ない」と定義されています3)。つまり集めた物品の整理,および機能障害の有無という点が異なります4)
溜めても整理できる(収集)なら問題はないってことか
整理できないのがためこみ