建築とソフトウェアの違い
歴史
建築は千年単位だが、ソフトウェアは100年も経ってない
複雑性
ソフトウェアの方が本質的にはるかに複雑
建築は物理法則制約で物理的に配置すればいいだけ
行動のコストはめちゃくちゃ大きいが一方通行
ソフトウェアには「物理法則」という歯止めがない
何々の法則みたいな経験則は知られているが、現場積んだ奴か勉強した奴じゃないと知らない
上の人や顧客が知らないことがままある
なので魔法みたいに何でもできると思いがちで無茶振りに繋がる
一方、建築は物理法則があるから「宙に浮くマンションをつくりたい」みたいな無茶振りは来ない
(もちろん工数足らないのに「やれ」みたいな物量的理不尽はどちらも起こる)
建築は身体運動だが、ソフトウェアは頭脳労働
ソフトウェアは運動欲求という人間の根源的な欲求を満たしにくい
題材やシチュによっては好奇心を満たせるが、そうでない「作業」も多い
運動欲求が伴わないからここで心が荒みやすい
代わりに、ソフトウェアは身体を使わないので肉体的危険・疲労がない
(腰痛などそういうのはあるけど、そうじゃなくて)
出血や骨折といった事態はほぼ起こらないだろう