寛容とネガティブケイパビリティ
……浮かび上がってきます。それは、ものの道理、人を人として尊ぶ考え、過度に一方に与する行為への制止、行き過ぎた行為への警告という、静かな道筋です。決して仰々しくはありません。大向こうを唸らせる思想でもありません。
寛容に大きな力はない。
寛容がないと、物事を極端に走らせてしまう。
この寛容を支えているのがネガティブケイパビリティ。
平和を支える精神こそが寛容
宙ぶらりんに耐えられず戦争を始める愚かな指導者たち
針の穴に糸を通すようにして、なんとか解決の道を探る、ネガティブ・ケイパビリティは、軍人の頭にはありません。