名編集者パーキンズ
編集者の仕事ぶりが書いてあって面白いとのことだったので、読んでみる
誌の編集者が何をしているのかは、雑誌をパラパラめくれば読者もそのメニューを見ておよその見当がつくだろうが、単行本や小説本の編集者がどんなことをしているかは、見当がつきにくいのではないかと思う。文字ばっかりが並ぶ本をつくっているのだから、編集の仕事の実態は掴みにくいだろう。
校正などチェッカーとしての役割
一緒にアイデアを考えるサポーター
原稿出した後の手続きや渉外まわり全部
というイメージだが
単著の小説には締め切りはない……そのあいだ何をコラボレートしているのかといえば、何でもする……松本清張……の番組「昭和」シリーズの構成をしていたとき、各社の“清張番”の担当さんをずらり見知ったことがあるが、誰もが資料収集から銀座のお供までを受け持っていた。
締め切りなき単著という文脈だが、何でも屋さんなのね
SIerみたいだ?
これは退屈ではない。校正することは編集者の基礎体力をつくるし、雑用をしていくことは編集力が及ぶべきノード(結節点)を体感させる。校正と雑用は編集力の基礎として絶必だ。最近の日本の編集者が校正をしなくなったのは(プロの校正者に任せっきり)、日本の編集力の残念な縮退を示すものだろう。
ノードとの渉外も必要ってことか
パーキンズは語り口を一人称から三人称に改め、いくつかの改善を施せば、うんと輝くと見た。
俺も一人称マンなので、客観的に見える三人称にすれば光るかしら?w
そうとうに凄い。ここまでの推敲のための指摘は、フツーの編集者にはできない。
12個くらい例があるけど、たしかにすごい
(5)情事の話は出会いからおわりまで描く。(6)嫉妬と狂気の場面を随所にちりばめたほうがいい。
10)娘についての部分は削除。
こういうネタはこれだけ書くor書かない、的なバランス感覚がエグいんだよなたぶん
ぼくも推敲には時間をかける。とりあえず書き切ることが最初の目標だが、その書き上がった原稿がそのまま活字になったりウェブになったりすることは、めったにない。1度直し、2度目に手を入れ、3度目では文体や要旨が変わる場合が少なくない。この千夜千冊でも、打ち上がった文章をプリントしてから、最低3回、ふつうは5回ほど赤を入れる。それでも納得のいく文章はめったに仕上がらない。
推敲n回するのは当たり前に知られてることだが、これほどの人でもちゃんとやってるんだと思うと、やっぱり正しいんだなと思える
しかし僕のいせむげはがらりと変わることはあまりないのでゴミ 所詮はアマの趣味ですわ
作家はしょっちゅう文章をいじるオナニストなのだ。
true
マックス・パーキンズのような編集者は日本にもけっこういたはずだが、残念ながら、そういう個々の編集力をたっぷり紹介する本がないということだ。いつかこういう本が登場してきてほしいと思う。
俺も読みたい
創作に限らずマンガの編集者も
ワンピースくらいならネットでググればインタビュー記事くらいはありそうだが