効率化という毒
届く時間が変わる問題
それまで午前10時30分に配送していた会社であれば、午前9時に貨物を届けることができるわけだが、これがダメだった。 「いつもと違う時間に配送に来られては困るんだよ!」と、配送先からメーカーの営業担当者にクレームが入ったのだ
繁忙期 + 不慣れのストレス
新たなシステムや機器を導入すれば、最初は戸惑う。特に物流現場では慣れた業務プロセスではなく、新たなシステム・機器を使用した不慣れな業務プロセスを強いられることになる。 そのため、「よりにもよって、繁忙期にこんな面倒くさいことをさせるんじゃない!」と現場から怒られてしまったのだ。
メシの種が減る問題
貨物の輸送を依頼していた運送会社から、「なぜ、ウチの仕事を減らしたんですか!?」と詰め寄られたのだ。 たとえば配車システムでこれまでの配車計画を見直した結果、従来は1日30台のトラックで運んでいたものが、25台で配送できるようになったとする。これも配送効率向上の成果であり、コスト削減に直結する
一時的な非効率問題
慣れるまではかえって非効率になる
メシの種が減る問題
効率化によりコスト削減、ひいては人員削減につながる
それでメシ食べてた人たちにはたまったものじゃない
タイミング問題
効率化により、時間帯Tに実施されていたことがT以前になってしまう
暗黙のうちにタイミングに依存関係があると、これが壊れてしまう≒ワークフローも壊れてしまう