人は世界の不条理を認識して受け入れることで幸福になる
シーシュポスの刑罰はどうしようもなく無意味で苦痛を伴うものですが、カミュは「この神話が悲劇的なのは、シーシュポスが意識に目覚めているからだ。きっと山頂へ岩を押し上げられるという希望がシーシュポスを支えているとすれば、かれの苦痛など存在しないことになるだろう。そして今日の労働者は、毎日同じ仕事に従事している」と説き、人が世界の不条理を認識して受け入れることで幸福になると考えました。
カミュは「権力の力関係を覆しても、それは終わらない暴力のサイクルを生み出すだけだ」と主張し、万人が共有する人間性への理解を確立すべきだと考えました
sta.icon僕も最近「認識して受け入れる」が無難かもしれないと思い始めた
自分の周囲、というごくごく狭い世界だけれども
理想を手に入れようと争っても全然幸福に近づかない
仮に手に入れたとしても、終わらないサイクルが待っている
手に入れた僕くらいか幸福なまま終われるかもしれんが
信長協奏曲の石川五右衛門も似たような台詞言ってた気がする