不干渉の原則(ミニマリズム)
不干渉とは、自身のミニマリストとしてのスタンスを他者に強要しないスタンスのことです。
不干渉は特に「ひとり暮らしでない」場合に重要となるスタンスで、家族に干渉すると十中八九こじれるという「先人が辿ってきた痛々しい歴史」を格言にしたものだと言えます。
所有に対する価値観は人それぞれです。どころか、所有とは生活そのものであり、自分の生き写しに他なりません。一見こだわりがないように見えても、よほど変わり者でない限りは、まずこだわりがあります。そこに「ミニマリズムしようぜ」と割り込み、捨てようとしたら、怒るに決まっています。自分を否定されたようなものですからね……。
無論、説得して穏便にミニマリズムを布教することも可能ですが、簡単に行かないことが多いです。説得するつもりがないなら、最初からから不干渉を貫きましょう。不干渉のスタンスでは、自分の部屋など「自分のテリトリー」だけをミニマイズします。
ちなみに「こじれてでも押し通す!」もできなくはありませんが、おすすめはしません。だからこそ、片付け本から夫婦ミニマリストに至るまで、たくさんの人が不干渉を主張しているのだと思います。