リゾーム
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「地下茎」の一種。「根茎(こんけい)」と訳す人もいる。
比喩や哲学用語として
日本では主として、ドゥルーズおよびガタリの共著『千のプラトー』の中の登場する比喩的用語あるいは哲学用語として知られている。両者は、伝統的に西洋の形而上学はある絶対的な一つのものから展開していくツリーのモデルをとってきたと解釈し、それに対抗して、中心も始まりも終わりもなく、多方に錯綜するノマド的なリゾームのモデルを提唱。狙いは、体系を作り上げそれに組みこまれないものを排除してきた西洋哲学に反抗し、リゾーム(地下茎、根茎)をモデルに発想の転換をさせるところにある。
ルートの概念に対抗したわけかsta.icon
脱官僚型組織の意味合いもあるらしい
中村雄二郎は「術語集」(岩波新書)の「制度」の章で、社会思想的にはリゾームは、セミ・ラティスという概念と同様に、官僚組織や軍隊などをツリー(樹木型)と見た場合におけるそれらの対概念である脱官僚型組織(横断的組織)と見なすことができると述べた。
江渡浩一郎の著作『パターン、Wiki、XP ~時を超えた創造の原則~』(技術評論社)の書評で、エリック・レイモンドの対概念『伽藍とバザール』と、ドゥルーズの対概念「ツリーとリゾーム」は、似たようなものだと書いた
結構使ってる
sta.iconの言葉では「ネットワーク型」とか「メッシュ」とか言ってるけど、もっと次元上げた「そういう感じのツリーじゃないやつ」という概念を指す言葉としてリゾームがあるって感じなのかな
sta.icon
ほー
Scrapboxがもたらした概念だ!と軽率に思いがちだけど、すでにだいぶ昔から哲学領域でとうに取り上げられてるわけね
が、直感的にはわからん
鶏卵問題じゃないけど、ルートや親に相当するもの(創世者)が最初にあるはずだよな? 創世者が子供産んだ後の話か?
つまり産んだ後は創世者もただの一人に成り下がる