バッチサイズ
定義
ある段階から次の段階に進む仕掛品の量
例:ニュースレターの発送作業
封筒に一つずつ宛名ラベルと切手を貼り、ニュースレターを入れて封をする
A:一つずつ封筒をつくる(バッチサイズが小さい)
B:先に全部ラベル貼る → 切手全部貼る → ニュースレター全部入れる → 全部封をしていく(バッチサイズが大きい)
どっちが速い?
前者(A)の一つずつの方が実は速い ことが多い
sta.icon 意外だ(直感に反する)
なぜバッチサイズ小さい方が速い?
成果物(この場合は最終的につくられる封筒)をつくるまでの不具合に気づきやすい
後者のやり方だと、たとえば全部封をする段階で気づく(遅すぎる)(後戻りしんどい)
一般的に言えば「全体的なパフォーマンスに比べて部分のパフォーマンスは影響が小さい」
バッチサイズが小さいことのメリット
バッチサイズを小さくするために
バッチサイズを小さくしたければ既存のシステムやツールについて再発明が必要になる
大企業で社内のイノベーションをスピードアップしたい場合、実験のプラットフォームは #経営幹部 が責任をもって用意しなければならない。 ツールやプロセスをさまざまな形で改良し、少しずつバッチサイズを縮小していったのだ
機能横断な小さなチームをつくる
sta.icon プログラミングに没頭していたいだけのエンジニアの葛藤、も繰り返し強調されている印象
バッチサイズを大きくしたくなる罠
不安や品質のために、ついついバッチを大きくしがち
マネージャーは備えたがり
エンジニアはじめプロフェッショナルは自分の領分で頑張りたがりがち
エンジニア「何するべきか指示してくれ」「顧客と話したくない」「ただただプログラミングしていたい」