タスクが予定通りに終わらなかったとき・終わりそうにないときはどう修正する?
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戦略は3つあろう
1 恒常的に「予定通りに終わらせるのが難しい」状況にある場合。この場合、その状況を変えるか、脱すかしなきゃいけない。タスクを降らせてくる人や場所が悪いのかもしれないし、あなたの計画や目標の立て方が無謀なのかもしれない。いずれにせよ、「源」に干渉する必要がある。これを盤外戦と呼ぶ。
2 終わらせないといけない場合。集中と時間を費やして、頑張って終わらせる。このとき、目標と現状を可視化することが大事である(予実とか進捗とか呼ばれる)。また、集中術も使えるであろう。ポモドーロテクニックや、カフェで仕事をするといったことはよく知られている。加えて、一時的あるいは恒久的に「あなたの注意や時間を奪っているもの」を捨てるという手もある。ネットサーフィンなどの悪しき習慣はこれにあたろう。
3 終わらせないといけないが、交渉の余地がある場合。2は自分の非である場合、または自分の非ではないが自分側が耐えるべきだとあなたが判断した場合に取るものだが、この3はそうじゃない場合に取る。つまり、タスクの源に働きかけて締切を伸ばす。源が自分一人の場合、予定の修正をすることになろう。この3を渋る者は多いが、大事なことを述べておく――予定は変わるものだ。挑戦に失敗はつきものというが、それと同レベルでありきたりなものである。「まあ変わることもあるよね」程度に捉えている者が多いが、そんな生易しいものではない。予定は変わる。ころころ変わるのだ。これを受け入れて、変更に強い生き方になれるかどうかで、生き方の主観的難易度が大きく変わる。
1と3については紛らわしい。
どちらも盤外戦であるが、盤外戦というと、通常は1のような「タスクそのものをなくす」ニュアンスを指す。表現をするなら排除、制圧、抑圧、逃走――といった過激なものになるであろう。
一方、3はタスクそのものをなくすところまではせず、タスク自体は尊重する。ただ今のままでは終わらないから、終われるようにしたい(してほしい)というわけだ。それを交渉と表現している。1と比べると穏やかであるが、一般的に難易度は高い。だからこそ、過激な1の盤外戦が役に立つ。1の盤外戦を行う気概の無い者は、人生に苦労するであろう。
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盤外戦とテクニック、あるいは献身具合の話