サイバーローフィングはアリ
インターネットを使ってサボれなくなっても、従業員は別の方法を見つけて逃避をする。 お茶を淹 れる、鉛筆を削る、同僚の席に行って世間話をするなど、別の「時間の無駄」 を編み出すわけだ。職 場の生産性の研究では、こうした行為も「時間の無駄」 とされるが、それをなくす方法は発見されて いない。 「時間の無駄」は人間にとって自然かつ健全で、重要なことだからだ。
経営者は嫌がるかもしれないが、こうした時間の使い方は「泥棒」ではなく、必要な「息継ぎ」な のだ。自分の好きなローフィングの手段が禁止されても、 従業員の脳はいくらでも別の方法を見つけ て、ひと息ついてみせる。 あらゆる息抜きが禁じられても、 虚空を見つめてぼーっとすることは可能 だ。