キャラクターアーク
精神的な変化
キャラクターアークは、物語の過程で生じた登場人物の精神的な変化のこと。物語にキャラクターアークがある場合、キャラクターは何らかの人物として始まり、物語の展開に応じて少しずつ異なる種類の人間へと変化していく。
正反対になるから孤(アーク)ということらしい
その変化とは、精神面の本質的な変容であることが多く、1つの人格的特性が正反対の特性(例えば、貪欲から博愛へ)に変わるため、この劇的な変化を表現するために幾何学的用語の弧を使用することが多い。
物語の最初と最後を比べたとき、あなたの主人公の行動や態度は変わっていますか? 変化は、身体的でもあり得るし、行動、心理、感情のどの形をとって表れても構いません。とにかく「変わっていること」が大事です。
実はこのキャラクターアークは「あって当然」と思われがちなもの。なぜなら、アークの本質は三つの文で言い表せてしまうからです。
1 主人公がある状態で登場する。
2 主人公が物語の中で何かを学ぶ。
3 主人公が(おそらく)前よりよい状態になる。
読者は、果たしてこのキャラクターは変わるだろうかと、期待しています。そして変わるためには困難が伴います。つまり変わろうとすれば、それが対立の種になるのです。変わらなければならないほど重要な何かが起きる物語、それを読者は読みたいと思うのです。
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