オペレーターとリーダー

オペレーター

彼女は、いや、もう何人も見てきた「彼女のような」、やると決まっていることを粛々とこなし、極限まで精度を高めてコンプリートするような人は、自分に期待されている仕事を、リーダーという役割を、僕の考えているものとはまったく違うものだと考えている。

それはリーダーではない。「オペレーター」だ。

オペレーターにとって、システムや各所の部品や仕様が「変わること」は想定外であり異例の事態だ。変えることは、彼らの仕事の範疇に入っていない。オペレーターにとってみれば、マシンの仕様を変えよと、あるいはそれを強引に推し進める行為は、システムの停止、マシンの破壊を意味するのかもしれない。そして、それは彼らにあの心理をもたらす。　不安だ。

曰く、高度経済成長時はそうしなければならなかった（欧米のやり方を叩き込んでついていく）

が、現代では力不足

作者は「あと百年くらいかけて、自分の頭で考えるリーダーを増やさないといけないと思う」言うてる

リーダーとは？

リーダーとは、不透明な事態と環境をよく観察して、「今我々が立っている地点はここだ」と言葉でメンバーに説明をして、与えられた条件で我々が今できることを可能性ごとに切り分けて、メンバーの意見を引き出して、不完全情報の世界で苦しい「決断」をして、その結果を真っ先に受け止める者だと、僕は考えている。「我々の選択肢はこれだ」と言葉で指し示す人間だ。

全部把握して（把握できないなら引き出して）決めてけよって話

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同書で、筆者は「基本的に全部疑ってかかる」スタンスだと書いていたが、そうか、珍しいのかもしれないな

不完全情報の世界で苦しい「決断」をして

マ？これ苦しいの？

当たり前じゃない？

むしろ完全なことってある？

もしかして俺、リーダーに向いてるんじゃね？

人への興味と利他性がないのが絶望的だけどｗ

（メンバーの意見引き出せなくて詰む）