「ストーカー」は何を考えているか
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本質的な難しさがこれでもかと押し寄せてくる
ストーカーの対処も、ノートでまとめるのも、素人が扱える世界じゃないねぇ……
雑にノート
ストーカーの特徴
確固たる心理的動機と被害者意識(正当性)
相手に好意を持たれる望みをかけている
望みが絶たれたときが危ない(心のバランスが憎しみに転じる。自他を殺すほど)
男性は女性のプライベートな空間を狙い、女性は男性の公的な場面を狙う
割合
警察、殺人や傷害を起こすのは1.7%
筆者、半分は女性
筆者、元交際相手や元配偶者を追い求める破恋型が8割
筆者、半数以上は「社会で活躍し、高い評価や尊敬を得ていた」
信号系から見るからくり
つまり、ストーカーの第一信号系は相手に接近して生殖行動を行う方向に進んでいるのに、第二信号系の反射網は相手の拒否を把握する。二つの信号系の間に起きるこの摩擦は当人にとっては非常に苦しいもので、怒りにしばしば結びつく。すると初めは好意を持っていた相手を標的として、今度は理不尽な攻撃に転じるのです。
ギャップが溜まっていくわけねsta.icon
心理レベル
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本書50%より
何も対策しないとレベルは進むだけ
個人で対応していいのは1まで
2になると、第三者が中に踏み込むことでしか救う手立てがないらしい
3は警察に頼って逮捕しないとダメなレベル
文言による目安
「責任を取れ」「誠意を見せろ」は2
「殺してやる」「呪ってやる」は3
殺人
計画的
殺人を決意した人にはどんなカウンセリングも効果がない。いわば「ストーキング中毒症」で、自家中毒のような重篤な病態になります……その覚悟が要る。カッとなって殺してしまうのではなく、強固な意志と計画性のある殺人です。
自分も死ぬ
解決方法を考えます。それは相手に究極の敗北感を与えること……殺人は復習であり、何より二度と屈辱を味わわずに済む「解放」でもあるのです……相手を殺した途端に、今度は自分独りでは生きられない、と自殺してしまう。
警察の事情
民事不介入
そもそも忙しい
多数の案件を抱える警察に捜査に着手してもらうのは結構大変で、被害者側も事案を俎上に載せるための工夫が要るのです。
対応に対する熱心さは警察官それぞれ
被害者がなあなあだと警察側も不信になって後ろ向きになる
被害者側
被害者という自覚を持っていないことがある
「私も悪いかも……」
報復が怖いので「(加害者を)処罰してください」のような思い切った判断をしづらい
他人任せの自己保身
カウンセラーに丸投げするなど
筆者の持論
警察だけでは明らかにキャパ不足
以下が必要
加害者側にカウンセリングの機会を用意する公的な仕組み
被害者側は
ストーカー被害者の声すべてを警察だけが受けるという現行の仕組みには、明らかに限界があります。求められるのは信頼できる専門家です。経験があって全体像を見通すことができ、最悪の事態まで視野に入れ、被害者の安全確保を具体的にサポートできる。警察への依頼の仕方についても方法論を持っている。そうした専門家がいれば、どれほど多くの被害者が救われることでしょう。
misc
過覚醒
「俺を馬鹿にしている言動はないか」「私を裏切っている言動はないか」と、頭の中で常に検索エンジンをかけ続けているかのようです。率先して自分にとって不快な事象を探し、攻撃の種を拾うことに余念がないのです。
ヒューマニティ
ラテン語の腐食土
人間性の特質はどこかひねくれていて、わざわざ自分を苦しめる情報を拾いたがる、心が傷めばさらに痛めつけたくなる、嫌なニュースを好んで見る――など、不条理ながら誰にも多かれ少なかれある欲望でしょう。
攻撃欲求が起きたときのコントロール
「彼が悪い」 → 「私は彼が悪いと考えます」、とする
攻撃欲求は第一信号系の本能行動
それを第二信号系の思考で捉えることで、両者に距離ができる
欲求と自分はイコールではない、と分かってくるのでコントロールしやすくなります。
2021/11/23 done
2021/10/16 60%くらい