ブラックボックス
特徴
タスクが入っているか、入っていないかだけを扱う
中身の隠蔽
中に何が入っているかを見ることはできない
ただし中に何個入っているかを知ることはできる
選択時の自由意志を排除
中に入っているタスクのうちどれを取り出すかは、アルゴリズムによって制御される
利用者の自由意志で選択することはできない
意義
従来のタスク管理(リストによる管理)よりも管理がシンプルであること 入れる、出す、総数というシンプルさ
活用シーン
家事ガチャなど
テレワーク中、休憩時間に行う家事タスクをブラックボックスに入れる
休憩時間になったらブラックボックスからOutし、家事を消化する
操作とアルゴリズム
操作
入れる(In)
数える(Count)
出す(Out)
タスクを一つ実行するまでの流れ
以下を行う
1 outする
2 出てきたタスクに取り組む
outした時点で、そのタスクはボックスからは削除されている
スキップしたい場合などは、再びinしなければならない つまり「やっぱこのタスクなし!」を行うコストが高い(ので「仕方ない、やってしまうか」を期待できる)
ネスト
ブラックボックスの中にブラックボックスを入れることもできる
取り出されるのは常にタスクであり、ボックスではない
例
box1
box2
box3
box5
box6
box4
box1からoutするとき、タスクは2,3,4,5,6のいずれかから取り出される
まずボックス選択アルゴリズムにより2,3,4のいずれかが決定される
3が選ばれた場合、さらに5,6のいずれかが決定される
リーフ(ネストされていないボックス)まで辿り着いたら次へ
タスク選択アルゴリズムにより、タスクを一つoutする