ウォンタビリティストラテジー
タスクを(ウォンタビリティをもとに)四種類に分け、各々とどのように向き合うかという戦略を示したもの
前提
用語
ウォンタビリティが低いことをネガティブという
性質
タスクはウォンタビリティというコンテキストを持つ
タスクはサブタスクを持つ
区分
p in P……ポジティブなタスクがあり、サブタスクとしてはポジティブなものが多い
n in P……ポジティブなタスクがあり、サブタスクとしてはネガティブなものが多い
p in N……ネガティブなタスクがあり、サブタスクとしてはポジティブなものが多い
n in N……ネガティブなタスクがあり、サブタスクとしてはネガティブなものが多い
新規事業(PやNが新規事業)を例にする
前提
既存事業と新規事業があり、社員はどちらかを行う
新規事業はアイデアやプロセスの創造など「新たにつくる」成分が多いが、顧客と話す要素もある
p in P
新規事業したい
新たにつくる系は好きだが、顧客と話すことだけは嫌い
n in P
新規事業の方が良い
顧客と話すのは好きだが、新たにつくる系は正直苦手だしつまらない
p in N
新規事業なんてやりたくない
新しいこと考えたりつくったりするのは好き
n in N
既存事業の方で良い(新規事業でなくてよい)
新しいこと考えるの嫌だし、社外の人と話すのも嫌
戦略
ウォンタビリティストラテジーでは区分ごとに適した行動を考える
これを戦略という
一言で
table:summary
種類 行動指針1 行動指針2(指針1ができなかった場合)
p in P なるべく増やせ どこまで欲張るかを線引きせよ
n in P 許容するか、諦めるか、潔く判断せよ -
p in N なるべく避けよ ポジティブなサブタスクに目を向けよ
n in N 全力で避けよ -
p in P
言うことなし
このようなタスクを増やしていきたい
仕事でこれを担保するのは厳しいところがある
仕事はえてして本質的に煩雑
ゆえに n の成分がどうしても混ざってくる
よほど実力がないとできない
そのために n in P や p in N で揉まれる必要がある
p in Pは趣味だけにする、など線引するのも賢い
n in P
このタスクがどうしてもやりたいことなら、ネガティブなサブタスクの多さに関わらず、とにかくやる
ネガティブなサブタスクを前に尻込みするのは無駄
タスク自体がポジティブなのだから、どこかで総合的にポジティブに転換できる
どこか = タスク終了時かもしれないが
逆に「多くのネガティブなサブタスクを容認してまでやりたいこと」でないなら、潔く諦めた方が良い
ただし世の中の大半の「ポジティブなタスク(P)」は n in P である
既にp in Pを持っていない場合、n in Pを全部諦めるわけにはいかない
取り組むタスクがなくなってしまう
成長しない
抜け殻になる
p in N
ネガティブなタスクの達成そのものよりも、その過程(サブタスク)にあるポジティブに目を向ける
p in Pに繋がるP(タスク)に発展させられるかもしれない
まだ許容範囲
ポジティブなサブタスクが救いになっている
n in N
許容範囲でない
このようなタスクからはなるべく距離を置くべき
どうしても避けられないなら仕方ないが、しんどい
そもそも「人生において n in N をせずに済む」方向を模索するべき