ステッカー発注のススメ
みんなのステッカー屋さんのお役立ち記事
第一弾はステッカーの発注に関するお悩み解消です。
この記事では実際にみんなのステッカー屋さんに参加された方のデザフェス59でのステッカー発注事情をデータで公開します。
参加者がなにを考えてステッカーをつくったのか、具体的にはどこで、どんなステッカーをつくったのかについて書いていきます。
これから参加される方のお役に立つこと間違いなしの内容なのでぜひ最後までご覧ください。
結論
ステッカー向けおすすめ絵柄→シンプル
値段にあうように仕様は豪華に(ホログラム等)
自分のお財布と技量と相談して発注先を選ぶ
発注数は1絵柄あたり20-40枚程度が多い(平均販売数は20枚程度でした)
※なお上記は過去のデータから言えることで次回もうまくいくか確証はないです
ステッカーの発注先
https://scrapbox.io/files/6662eb83154a5e001dbdbf41.png
なんと回答してくれた22人中11人がおたクラブさんで発注していました。
実際におたクラブさんを利用されている方は
・絵柄が複数でも枚数で値段をカウントしてくれる
・一定量までは配送料が安い
・入稿が簡単(Adobe Illustratorなどが必要ない、カットパス作成も)
とのことで イベント前など急ぎ&少数発注の際に特に選びたい 製作所さんのようでした。
2番めに利用されていたのはグラフィックさん
この記事を書いている運営もグラフィックさんで発注することが多いのですが、Adobeソフトが必須でカットパス作成も必要なのはおたクラブさんにくらべ初心者にはハードルが高いかなと思います。
ただ、製作所の特徴としてはステッカーの質が高くシンプルな仕様なら価格もお安いです(¥2,000以上の注文で送料無料)。
特に100枚くらいの多めの注文時の安さと質の両立は他の製作所さんではなかなか見られないと思っています。
3番めはデジタさんとコーナープリンティングさん
どちらも入稿が簡単なのと少し特殊な仕様で発注できるのが特徴です。
Adobeソフトが必要ないのは共通です。
特にコーナープリンティングさんではUV印刷でのステッカー作成が可能です。
UV印刷は紫外線で固まる樹脂をステッカーに載せることができ、他の印刷にはない樹脂のぷっくりとした質感と透け感の少ないマットな色味が特徴です。
めずらしい仕様のステッカーをおもとめでしたらおすすめです。
発注数
https://scrapbox.io/files/6662eab2e39970001d775d5f.png
次はステッカーの発注数です。
特に多かったのは一種類辺り21-40枚の間でした(合わせて13人)。
実際にみんなのステッカー屋さんで売れた枚数の平均は一人当たり約20枚です。
ステッカーの絵柄ごとに売れ行きにばらつきはあっても一種類30枚程度あれば売り切れは防げるといったところでしょうか。
また100枚といった大口で発注している方は他のイベントでの販売やイベント後のオンライン販売を見越して発注されていました。
参加者ごとにお得な条件も異なるので自分はどういったことをしたらお得になるのか考えてみるのもありですね。
発注金額、仕様
https://scrapbox.io/files/6662eabf85b14e001c7adf92.png
ステッカーの発注金額です。
一種類辺り¥2,000-¥4,000の間が多かったですね(合わせて13人)。
それ以上かけた方は100枚などの大口の発注、もしくは箔押しやホログラム、コート加工などのこだわりの仕様にしている方が多いです。
実際に仕様にこだわられた方は販売価格の¥500に見合ったステッカーにできるよう心がけていたそうです。
¥500のステッカーというのは少々高価に感じることもあるようで、そこに苦労されていた方もそれなりにいました。
https://scrapbox.io/files/6662eac9b93b88001dc53c17.png
仕様についてもホログラム、防水、特色など、見栄えと実用の両面でステッカーの価値を上げられるようにしている方が多いですね。
実際の売れ線のステッカーはホログラムやアルミ(ミラー素材)などの目を引くものが多かったように思います。
またその際のデザインの傾向としては絵柄はシンプルな構成やシンプルな色で、素材(印刷仕様)で派手さをプラスしてると答えられた作家さんが多いです。
もともとシンプルな作風の方は特に、上記の¥500に見合ったステッカーを目指すと「シンプル絵柄×派手素材」に落ちつくようですね。
ひとつの参考にいかがでしょう。
発注先のおすすめポイント
https://scrapbox.io/files/6662ead563614d001d63c0d2.png
単価の低いアイテムなだけに発注時の価格は一番気になるポイントのようですね。
そこへ質、仕様、納期が続きます。どんなイベントにもマッチするアイテムなので納得の結果です。
一度だけの利用で満足というわけでなく、続けてこれからも利用していきたいかといったポイントも含まれてますね。
はじめに書いた発注先の特徴にもあるように、入稿や注文のしやすさ、入稿ミスのリカバリーも大きなポイントです。
その他
前回参加者がステッカー作成で気をつけていたポイント
大きさはスマホケースに収まるサイズにする
万人受けしそうなデザインにする
シンプルなデザインにする
¥500相当のものにする
ステッカーはスマホケースにいれて使われることが多いですよね。
大きさもそうですし、身近なところにいても違和感のないシンプルなデザインを心がけるとお客さんからするとありがたいのかもしれません。みんなのステッカー屋さんは名刺サイズ(55×91 mm)以内の規定ですがそういった理由もあります。
加えて大きさ×シンプルデザイン×価格の制約で相応の価値になるように考えると、贅沢な仕様で補うことになるのでしょうね。
まとめ
基本的な考え方
用途にあう絵柄→シンプル
値段にあう仕様→豪華
そのうえで自分のお財布と技量に相談して発注先を選ぶ
技量✕→おたクラブ、デジタ、コーナープリンティングなど
お財布✕技量◯→グラフィック
特殊仕様→UVプリントならコーナープリンティングなど
発注数は1絵柄あたり20-40枚程度
以上です。
今後もみんなのステッカー屋さんの活動で得られた知見を公開していきます。
よろしければみなさんが気になっていることを教えて下さい。よろしくお願いします。