Twitterの認証済みアカウント
記事にも書かれているが,「認証済みアカウント」というのは(何らかの手段で)ユーザ本人との紐付けが証明されているという以上の意味はない。
ただ,広告アカウントにとっては「認証済み」かどうかは重要な要素であり,それは政治宣伝を行うユーザでも同じことであるとは言える。つまり「認証済みアカウント」は Twitter における権威付けに利用されているわけだ。
この機能が設けられたのは結構古くて,ゼロ年代に SNS ユーザの実名云々が議論されていた頃である。 Facebook や Google+ がユーザの「ネット上のプライバシー」を軽視ないしは敵視しながら実名登録を強制する一方で Twitter は希望者のみユーザの証明を行うというオプトイン方式を採用した。すこぶる真っ当である。 それがどうしてこんなことになったのか。
「ネット上のプライバシー」を守ろうとする人たちから見れば,こんな頭の悪い誤解でネットとリアルの「名寄せ」が排除されている状況に嗤うしかないだろう。どうせなら Facebook でやればいいのに(笑)