祭りのあと
もう誰も「劇場型選挙」にツッコまなくなった今日このごろ,みなさまいかがお過ごしでしょうか。すっかり「お茶の間番組」と化した選挙ですが,もうお祭りは終わりましたよ。日常に戻りましょう。
選挙が終わったから言うけど(選挙中に言うと選管に怒られるかもしれないので自粛していた),小池さんはサークルクラッシャーならぬ政党クラッシャーだったね。少なくとも組織の中にいる人じゃない。野心を持つのは悪いことではないが,(少なくとも任期が終わるまでは)都知事までで止めときゃよかったのに。
与党側は「計画通り」な感じだろうか。ひたすら野党が壊れていく選挙。「立民躍進」みたいなコメントも見えるが分裂して票を喰いあったという事実には変わりない。分裂してできた政党に「公示前の議席数」なんか意味のない数字である。比較するなら分裂する前の民主党と比較しろよ。それとも希望の塔と共闘するのかな? 自民党(というか「アベ政権」?)の一党独裁を危ぶむ声も聞くが、首相も含めて、そこまでガッツのある政治家は日本にはもういないよ。そもそも野党側だってそこまでの危機感は感じてないから口で言うだけで(糾合することもなく)バラバラなんだろ。
与党も野党も,みんな政局にしたがって行動してるだけだから期待感もない。状況に従って動くのは「相場師」であって「政治家」とは言わない。相場師なら経済効果は期待できるかもしれないが(笑)
彼等では悟空のように「元気玉」は作れないしプリキュアのようにキラキラなスティックを振ってももらえない。というか,悟空やプリキュアだから元気も勇気ももらえるんだよ。だから米国ではトランプが選ばれたんじゃないの。トランプにすらなれない日本の政治家がグダグダ言い訳すんなよ。
って,こんな引用だらけの文章ができてしまうほど「劇場化」してしまったということか。
せめて改憲議論は与党も野党もきちんとやっていただきたいところである。コミュニケーションに「説得」とルビを振る人たちにはできないかもだけど。でも,議論を尽くさない改憲案では国民投票で票を投じないよ。