「金正恩、兄に政権の座を奪われることを察知か?」より
ネットの一部では日本で出版された書籍のせいで殺されたみたいな憶測があるようだが,同じ憶測であればこちらの方が説得力がある。
独裁政権下では(それが身内であろうが)「ナンバー2」以下の対抗勢力を真っ先に粛清していくのは定石と言える。
その中で兄である金正男氏がそれを免れていたことのほうがむしろ驚きである。
(金正男氏は「白頭の血統」故に免れていたとの説明もある)
つまり金正恩政権下に於いて金正男氏は「対抗勢力」足りえないと評価されていたのではないかとの推測が成り立つ。
じゃあなんでいまさら暗殺なのか。
つまり,どうして金正男氏が排除すべき「対抗勢力」と見なされるに至ったのか,ということである。
その理由がたかだか日本のジャーナリスト(?)の書籍ごときとは思えない。