Scrapboxの良いところ
近年発表された国産ウェブアプリのなかで最もお気に入りかもしれない。以下の点が最高。
ページの新規作成が圧倒的に手軽
ページを特に階層付けたり整理したりしないでもよいが、リンク機能を使えば整理もできる
ページのコンテンツ量やクオリティに制約がほぼ無い
アウトラインエディタとして使える
思考整理ツールや学習内容の出力先を色々模索してきたが、これに落ち着きそう。
hr.icon
類似サービスについても検討していたが、それぞれこんな感じだと思っている。
一般的なブログ
ある程度まとまった分量のテクストを公開する場としては適する。
アイデアやメモ、プログラミングのコードの切れ端を走り書く用途としては小回りが効かない。
情報が積み重なっていくので、過去の記事にアクセスする気があまり起きない。
note
大体の特徴は一般的なブログと同様
サービス自体の知名度が高く、それなりのクオリティの記事を作ればバズりやすそう。
自分の用途では、閲覧数を稼ぐことはあまり目的としていない。
Qiita
「再利用性・汎用性の高い情報が多く集まっている場をつくる」というガイドラインでうたわれるスローガンの敷居が高く、初学者が調べたことを適当にまとめたゴミのような情報を公開するのがはばかられる。
定義は結構広いらしいが、ガイドライン上プログラミングに関係ない内容は投稿できない。
利用者の質に関してガチ勢からのよくない評判が散見される。
ブクログなどの読書ログ系サービス
実際使ってないので正確でないかもしれないが、積読の管理や、読んだという事実のみを記録していく側面が強く、まとめた内容や感想を記録・公開するサービスではないという気がしている。
hr.icon
などの事情を感じてあまり手を付けずにいたが、Scrapboxは上記のような問題とは無縁で、脳内に生起するあらゆる思考を、ジャンルや分量やクオリティを問わずバシバシ出力していける。UT過去問チャレンジ1のような意味不明な投稿もした。 ページ作成が手軽なのが重要で、SNSに短文を投稿するのと大して変わらない心理的ハードルで思考をテクスト化し、しかもアウトライン機能で構造化もできる。
もともとDynalistというアウトラインエディタを使用していて特に不満はなかったが、Scrapboxでは公開プロジェクトを使用することでインターネットに公開されてしまうため、それなりにまともな内容を書かなければならないという強制力がはたらくのも良い。
おそらく、アウトラインエディタで下書きを練ったのち、ある程度内容がまとまってきたらScrapboxに移動してアーカイブという併用の仕方が良さそうと思う。外部装置化された脳として活用していきたい。
hr.icon
Scrapboxのその他のメリットは以下のような感じ。
JavaScriptと一部のライブラリが動いたり、CSSを書いたりできるので動作や見た目をある程度いじれる。
ページを編集するとサーバへの同期が瞬時におこなわれ、保存というアクションが存在せず意識もされない。
code:script.js
この記法を使うとコードの保存が楽。
法人での利用でなければ無料。特に機能制限もない。
など。