知球
知球 - Sustainable Knowledge Globe -
【概要紹介・マニュアル】
京都大学情報学研究科 久保田 秀和
kubota@ii.ist.i.kyoto-u.ac.jp
最終更新日:2005/12/12
https://gyazo.com/afa3700e67d4b6cde218443dd5b291e6
概要:
知球とは,情報の配置デザインが可能なアーカイブシステムです.知球の着想は,コンピュータによる整然とした情報管理よりも人間による情報空間のデザインを支援する点にあり,大量のコンテンツを画面上の風景として配置デザイン可能とすること,その風景をカジュアルに探索可能とすること,風景をカメラワークのあるストーリーとしてプレゼンテーション可能とすることを主な特徴としています.
(1) 大量コンテンツの配置デザイン
利用者はコンテンツを仮想球面上の好みの位置へ,任意のサイズ,構造を与えて配置することが出来ます.このため自分にとって覚えやすい空間的な手がかりを用いた記憶の管理が可能となります.
また,過去に構築したコンテンツやプレゼンテーションの痕跡は継続的に残すことが出来ます.増え続けるコンテンツは縮小し密度を高めることによって,1つの球面上に収めることが可能です.
(2) 球面を用いたカジュアルなコンテンツ閲覧
人の慣れ親しんだ地球儀に類した形状や操作法を採用することにより,コンテンツ空間をカジュアルに探索可能とします.
(3) 視点を用いた立体的プレゼンテーション
コンテンツ空間内にカメラワークのあるプレゼンテーションを構築することにより,コンテンツの背景や文脈情報を空間的な視点として表現可能とします.
関連文献:
久保田秀和,西田豊明,角康之:等高線表現を用いたコンテンツアーカイブの可視化,人工知能学会全国大会(第20回)論文集,2F1-2, 2006 (於:タワーホール船堀(江戸川区民ホール)).全国大会優秀賞
Hidekazu Kubota, Satoshi Nomura, Yasuyuki Sumi, Toyoaki Nishida: Sustainable Memory System Using Global And Conical Spaces, In: Rajiv Khosla, Robert J.Howlett, Lakhmi C. Jain (eds.): Proc. KES'2005, pp. 861-867, KES2005 9th International Conference on Knowledge-Based Intelligent Information Engineering Systems, 2005 (Melbourne, Australia. September 14-16, 2005).
久保田秀和,角康之,西田豊明:知球を用いた個人記憶支援,人工知能学会全国大会(第19回)論文集, 2G1-05,2005 (於:北九州国際会議場 2005/6/16).
Hidekazu Kubota, Yasuyuki Sumi, Toyoaki Nishida: Sustainable Knowledge Globe: A System for Supporting Content-oriented Conversation, in Proceedings of AISB 2005 Symposium Conversational Informatics for Supporting Social Intelligence & Interaction, pp.80-86, 2005.
久保田秀和,角康之,西田豊明:「知球」:持続的に発展可能な時空間記憶の構築,情報処理学会研究報告「ヒューマンインタフェース」,Vol.2004,No.90,2004.
動作に必要な環境
・WindowxXP
・知球の動作するビデオカードには現在のところ相性があり,確認中です.
NVIDIA GeForceシリーズ,ATI RADEONシリーズは動作する傾向にあります. あとPentium M 搭載のノートPC用チップセット(Intell 855GME)上のビデオカードでも動作を確認しています.
動作確認ビデオカードリスト
-NVIDIA GeForce2 GTS
-NVIDIA GeForce4 460 Go(32MB)
-NVIDIA GeForceFX 5900XT(128MB)
-NVIDIA GeForceFX 5700(128MB)
-ATI RADEON 9200(128MB)
-Intel 855GME
ドライバのアップデートが必要なビデオカードリスト
-Intel 82830M(48MB):インテルのページから最新版をダウンロード可能
-Intel(R) 82852/82855 GM/GME:インテルのページから最新版をダウンロード可能
動作しないビデオカード
-Silicon Motion LynxEM+(4MB)
-S3 UniChrome
・音声合成ソフトウェア
知球のストーリー再生機能を利用するためには音声合成ソフトウェア(SAPI5.0対応)を必要とします.
- 日本語音声を再生するためには次の2つの方法があります.
(1) SmartVoiceをインストール.
(2) Microsoft Officeをフルインストール.
- WindowsXPの場合,英語音声の再生には特別なソフトウェアは必要ありません.
ストーリー再生機能を使わない場合,音声合成ソフトウェアは必要ありません.
マニュアル
1.カード
知球ではメモ書きやラフスケッチ,PDF文書,ブックマーク,画像ファイルなど任意のコンテンツをカードを用いて表現し,仮想球面上で整理することができます.
1枚のカードが1つのコンテンツを表現します.カードはデスクトップからコンテンツをドラッグ&ドロップしたり,カードエディタを用いて作成します.
https://gyazo.com/eebbb336d254539c95fb4494cfc6d74a
PDF文書
https://gyazo.com/f75c9ae0438efc86292bf39c2c944ffe
写真+ペン書き
2.グローバルモード
カード作成のためのモードをカードモード,カードを配置しブラウズするためのモードをグローバルモードと呼びます.
初期画面ではグローバルモードとなっています.画面の右上には,画面更新の速度(fps(Frame per second))と,全カード数・全視点数が表示されています.
https://gyazo.com/dff0f3151bc0858be37917194b6f4c43
グローバルモード(Normal View)
https://gyazo.com/61d155739059ef7de00c8ba845b255cc
グローバルモード(Bird's Eye View)
3.ツリー
カードはツリー(木)構造をもって配置することが出来ます.下の写真の中の細く高い茶色の足のついたカードがツリーの親で,親を中心として伸びる足の先にツリーの子のカードが配置されています.子もまた自分を中心としたツリーを持つことが出来ます.
https://gyazo.com/716f879e04a15f130bd1486d1b177cc3
4.視点
カードには「視点」と呼ばれるカメラ位置を設定することが出来ます.視点位置の遠近,上下左右の振れを調整することにより,カードの周囲にある情報ごと記録再生可能となります.
視点は地面やカードの上辺に設置された▼■形状をした黄色のタグとして表現されます.
視点タグをリンクで接続することにより,ストーリーを表現することが出来ます.下の写真では黄色いラインがストーリーを示しており,このラインに沿ったスライド送りや自動プレゼンテーションを可能としています.
また,各視点タグの形状は,対象カードをどれだけ離れて見るものであるかを示します.この情報を設定することにより,コンテンツをその背景や周辺にある情報と関連づけて表現することが出来ます.
https://gyazo.com/1410b3f839c31303d4e4c4f9e638cb79
5.グローバルモードの操作方法
▼操作の概要
知球の回転
マウスを右ボタンを押したまま動かすと知球を回すことが出来ます.回転方向は知球の緯度方向と経度方向の二方向です.
知球のズーム
マウスホイールを回転させることにより,知球全体をズームイン,ズームアウトさせることができます.
カードの選択
一つのカードを選択し,クローズアップ表示させることができます.カードをクリックしてください.(クリックの際は,カードの枠が緑色に変わるまでマウスのボタンを押してください.)すると,知球が回転し,クリックしたカードが最大限にクローズアップされます.
カードに視点がバインドされている場合は,その視点を反映した位置からカードが表示されます.
カードの移動
カードはマウスでドラッグすることによって,任意の位置へ移動させることが出来ます.
視点の選択・移動
カードと同じです.
カードの新規作成
右クリックメニューから「Create card」を選択してください.
カードの追加
ファイルをWindowsデスクトップからドラッグ&ドロップすることによって,任意の位置へカードを追加することが出来ます.
画像ファイルについてはその場でサムネイルを作成します.
ムービーファイル,インターネットショートカットファイル,HTMLファイル,Wordファイル,テキストファイル,PDFファイル,については後でメニューからサムネイルを作成することが出来ます.
ツリーの作成・解除
親子関係を結び,ツリーを作成するためにはシフトキーを押しながらカードを移動させてください.そのまま別のカードの上へカードを移動させると移動先のカードが緑色に変化します.ここでカードを離すと,移動先のカードの子供として繋ぐことができます.
また,シフトキーを押している間はツリーの範囲に円が描かれます.この円の上へカードを移動させても同様にそのツリーの子供として繋ぐことができます.
逆に,シフトキーを押しながら円の外へ移動することによって,親から独立させることが出来ます.
カードや木の拡大縮小
カードの上でシフトキーを押しながらマウスホイールを回すと,カードが拡大・縮小します.
▼コンテキストメニュー
マウスの右クリックでコンテキストメニューが出ます.行いたい操作を選んでください.
項目は状況に応じて表示されないことがあります.
https://gyazo.com/4dfe8dec2fb5bf7bffdd8276be790f26
Open file
選択したファイルを開きます.
Open file location
選択したファイルのある場所(フォルダ)を開きます.
Back
一つ前の表示位置へ戻ります.
↑ Up
視点を少し浮上させます.
→ Next
次の視点タグへ移動します.
← Previous
前の視点タグへ移動します.
Home
ホーム位置に関する操作をします.
知球が起動された直後は,ホーム位置が表示されます.
https://gyazo.com/dd3aa7e100e7d12b8ecffb5e78c4b701
Go Home:知球をホーム位置へ移動します.
Save:現在の知球の回転位置をホーム位置として保存します.
View
カメラの角度を変更します.
https://gyazo.com/86964834c55a3d3359f8b4cb02b7bf32
Normal View:斜め上から見ます.
Bird's Eye View:鳥瞰します.
Turn over
カメラを奥から手前を見る逆位置へひっくり返します.
Shrink tree
ツリー全体を拡大縮小します.本メニューを選択した後,マウスホイールを回転させて大きさを決定してください.左クリックすると大きさが確定します.
Story
視点のストーリーに関する操作をします.
https://gyazo.com/cb3d030147729129a0ab65aaff94fe8c
Connect with...:選択した視点と次に選択する視点を接続します.
視点のバインドされていないカードは,接続操作をすると自動的に視点が追加されます.
Disconnect:選択した視点をストーリーから切り離します.
Bind
視点のバインドに関する操作をします.
https://gyazo.com/c52a33611bb008bce767b728db2a4b3e
Bind with...:選択した視点と次に選択するカードをバインドします.
視点はバインド先のカードの移動に追従します.
バインド先のカードが削除されると視点も削除されます.
Disbind:選択した視点のバインドを解除します.
Create card
新しいカードをその場に作成します.(カードモードへ遷移)
Edit card
選択したカードを編集します.(カードモードへ遷移)
Set Viewpoint
現在表示中の視野を持つ新しい視点を作成します.
(あるいは既存の視野を現在の視野に再設定します.)
視点はカーソルのある地面,あるいは選択中のカード上に作成されます.
カード上に作成された視点は自動的にカードへバインドされます.
視点タグの形状は▼で視点が高いほど▼の形も背が高くなります.
Set Viewpoint (Card)
最大ズームの視野を持つ新しい視点を作成します.
(あるいは既存の視野を最大ズームに再設定します.)
本視点はカードを最大ズームで表現します.
視点タグの形状は■です.
Mountain Color
カード集合を表わす山の色を変更します.山の色はツリーを構成するカードのうち頂点の親(根)の設定が反映されます.
Label
カードに色ラベルをつけます.色ラベルをつけると,通常ならカードの表示されなくなるズームアウト状態でもカードの位置が見えるようになります.
Copy
カードをコピーします.ツリーの場合は子も同時にコピーされます.
Paste
カードをペーストします.ツリーの場合は子も同時にペーストされます.
Delete
カードを削除します.ツリーの場合は子も同時に削除可能です.
Create thumbnail
サムネイルを作り直します.Word文書など知球で作成されたものでない文書はサムネイルが自動更新されないため,必要に応じて手動で作り直してください.
PDF文書やWord文書の場合,サムネイルを作成する際に該当アプリケーションを起動します.10秒程度の時間を要し,その後,自動的にアプリケーションを閉じます.Windowsで該当アプリケーションを初めて起動する際には本システムが想定する以上の起動時間がかかるため,サムネイル作成に失敗することがあります.その場合は,何度か「Create thumbnail」を選択してください.二度目以降はおよそ成功します.
インターネットショートカットファイルについて作り直す場合は,該当ページのサムネイルファイルを作成します.このとき,WWWに接続できない場合は失敗します.
Wordファイルおよびテキストファイルについて作り直す場合は,自動的にWordが起動し,サムネイルファイルを作成します.
PDFファイルについて作り直す場合は,自動的にAcrobat Readerが起動し,サムネイルファイルを作成します.
HTMLファイルについて作り直す場合は,自動的にWebページが開かれ,サムネイルファイルを作成します.
ムービーについては mov等,WindowsMediaPlayerで再生できないファイルはサムネイルを作成できません.
Expand .ppt slides
PowerPointで作成されたPPTスライドを知球用のカードへ分解し,ストーリーとして知球上に再構築します.
Import
データを知球上へ読み込みます.
https://gyazo.com/cc9a549436b7646d29e2e450e8adc509
From server...:ネットワーク上の知球サーバからデータを読み込みます.
データがカードやツリーの場合は,本メニューを呼び出した位置に配置されます.
データが知球全体を表す場合は,現在の知球と全体が置き換えられます.
https://gyazo.com/762002c41511cc9e6104e2c0809768cd
知球サーバ管理者から,「User ID」「Password」「Group」の3つを聞いてください.
リストからファイルを選択し,「Download」ボタンを押してください.
入力したUserIDとファイルのUserIDが等しい場合には,「Delete」ボタンでサーバ上のファイルを削除することもできます.
From archive...:知球ファイルアーカイブからデータを読み込みます.知球ファイルアーカイブは Exportメニューから作成できます.
From story(.xml) file...:EgoChat形式のストーリーからデータを読み込みます.(一般的な.xmlファイルをこのメニューから読み込めるわけではありません.)
From folder...:Windowsのフォルダを読み込みます.フォルダを知球上へドラッグ&ドロップした場合と同じですが,ここでは「日付順でストーリーを作成するか否か(Import as a story)」「ファイル名をタイトルにするか否か(Use filename as title)」をオプションで設定できます.
Export
知球上のデータをファイルへ書き出します.
https://gyazo.com/f3ba49a85e6129066f84feaace6ccd6e
To server...:選択したカードをサーバへアップロードします.ツリーを選択した場合は子も全てアップロードされます.カードもツリーも選択していない場合は,知球全体がアップロードされます.
https://gyazo.com/1d51abdf496469ba1334b85f86678d58
知球サーバ管理者から,「User ID」「Password」「Group」の3つを聞いてください.
「File Name」として指定された名前でアップロードされます.ファイル名として日本語は利用できません.
To archive...:選択したカードを知球ファイルアーカイブへ書き出します.ツリーを選択した場合は子も全てアーカイブされます.カードもツリーも選択していない場合は,知球全体がアーカイブされます.
アーカイブしたデータは,他のPCでもImportすることが出来ます.
▼メニューバー
https://gyazo.com/20988cb6041d33b496c726632ce11a19
◆Fileメニュー
https://gyazo.com/f71fcc5400d7c236b6f660d268191e6c
Change user ...
ユーザ毎に別の知球を持つことができます.
このメニューからはユーザを作成したり切り替えることが出来ます.
https://gyazo.com/c4581bb1810cd7921cdfd011ef6cf108
既存のユーザを選ぶ場合は,リストから選んで「Select」ボタンを押してください.
新規にユーザを作る場合は,ユーザ名を入力して,「Create New User」ボタンを押してください.
Open ...
セーブファイルを開きます.
Save
現在の知球の状態をセーブファイルへ保存します.
◆Viewメニュー
https://gyazo.com/3dd6ae3689d5a5ea8d9e3e6398b2b2ed
Normal
カメラの角度をNormal View(斜め上から見た視点)へ変更します.
Bird's eye view
カメラの角度をBird's Eys View(鳥瞰視点)へ変更します.
◆Abstractionメニュー
https://gyazo.com/c9899ca034bff9fc9d95e6a1e3a79720
カードのツリーを山のような形状を用いて抽象化表現します.
None
抽象化しません.
Continent
ツリー全体が1つの大陸となるよう抽象化します.
子の階層は親の階層よりも色を濃く,高さを高くすることによって再帰的に表現されます.
その結果,リーフノードが山の頂であるように視覚化されます. .
Mountain
ツリー全体が1つの山になるよう抽象化します.
その結果,ルートノードが山の頂であるように視覚化されます.
Island
各カードが島となるよう抽象化されます.近いところにあるカード同士は一続きの島として視覚化されます.
◆Optionメニュー
https://gyazo.com/31f33bcc76e69b596cd73ff50818d4b6
Wheel Setting ...
マウスホイールによるズーミングの適用量を変更します.
View Setting ...
見た目に関する設定を変更します.
"Enable Detailed Animation"にチェックをつけると,ズーミング時にカードの半透明処理を行うようにします.
半透明処理は正しく動作しないビデオカードがあるため,デフォルトではオフになっています.
Clean backup files
知球からカードを削除(Delete)した時,知球上からは削除されてもWindows上のファイルは残されています.このメニューは知球上から削除されたファイルについて,Windows上からも削除します.
なお,カードエディタで作成したファイル以外(つまりWordやPDFファイルなど)は,本メニューを選んでも削除されることはありません.
◆Colorメニュー
https://gyazo.com/00ed4cfaaa3296a2a7b55f7e7e6d061b
Globe Color
知球の色を変更します.
▼ツールバー
https://gyazo.com/3ae0afea82747253ad71d923bb8da1e0
Back
一つ前の表示位置へ戻ります.
Save
現在の知球の状態をセーブファイルへ保存します.
Normal
カメラの角度をNormal View(斜め上から見た視点)へ変更します.
Bird's Eye
カメラの角度をBird's Eys View(鳥瞰視点)へ変更します.
Story
ストーリーの表示をオン・オフします.
Viewpoint
視点の表示をオン・オフします.
Tree
木の表示をオン・オフします.
Title
カードのタイトル表示をオン・オフします.
Walk
スライド送り時のエージェントキャラクター表示をオン・オフします.
▼ストーリー(スライド送り・自動プレゼンテーション)の操作
視点がクリックで選択された場合,視点がストーリーの一部であるならばカードの下部に下の写真のようなコントローラーが表示されます.
https://gyazo.com/f42c83286ea8f0752488a1a8e6486c32
Prev
ストーリーにおける一つ前のコンテキストへ移動します.
Play(黒い右向きの三角印です)
自動プレゼンテーションを開始します.視点にアノテーションが入力されている場合は,エージェントキャラクターが自動的にアノテーションを読み上げながら,プレゼンテーションを行います.
Stop(■)
自動プレゼンテーションを停止します.
Next
ストーリーにおける一つ先の視点へ移動します.
6.カードモードの操作方法
▼カードの編集
カード上で「Create Card」メニューや「Edit Card」メニューを押すことによって,カードモードに切り替わります.
Textスライドの作成画面
https://gyazo.com/e33ec3647ef6d4e37175dc0e6e9006e6
Imageスライドの作成画面
https://gyazo.com/232c4da82c0358537e08c4c2bc60dbae
カードの内容はタイトル領域,スライド領域,アノテーション領域の三つの部分で構成されます.
タイトル
カードの概要を示すテキストを入力してください.グローバルモードではカードの上辺に表示されます.
スライド
カードの内容をここに記述してください.グローバルモードではスライドの縮小画像が表示されます.
スライドには「Image」と「Text」の二種類があります.右上のスライド切り替えボタンで変更します.
Image
手書きメモと画像のスライドです.画面左端のペンや消しゴムツールを使って直接絵を描くことが出来ます.サイズと色も選択できます.
また,「Load Image...」ボタンで画像ファイルを読み込んだり,ドラッグアンドドロップで画像ファイルを読み込むことも出来ます.画像ファイルを読み込むと,それまでに書いた手書きの絵は消えてしまいます.
絵を全て消したい場合はEditメニューから「Clear Image」を選んでください.
Text
キーボードから文字を入力することが出来ます.マウスで文字の範囲を指定し,フォントサイズや色を変更することが出来ます.
スライドの背景色も指定可能です.
また,コピーアンドペーストにより,画像を貼り付けることも出来ます.画像ファイルではなく,開いた画像データのコピーアンドペーストのみ受け付けます.
カードの編集が終わったら,「Save Card」ボタンを押して保存してください.
▼視点のアノテーション編集
視点上で「Edit Card」メニューを押すと,視点にアノテーションをつけることが出来ます.
アノテーションは自動プレゼンテーション時にエージェントキャラクターによって読み上げられます.
アノテーションには以下のタグを埋め込むことが可能です.
<en> :以降の音声を英語で読み上げます.
<ja> :以降の音声を日本語で読み上げます.
<pause> : 0.5秒のポーズを挿入します.
https://gyazo.com/2954de878fda12758c6399dd1b4c161c