牙
1
虎と僕はとても良き友人だった。いつでも野山を駆け巡り、川で水を飲み、洞窟を勇み足で探検した。
ある日かけっこをしていた途中で僕は疲れてしまった。それがあまりに長く続いたためだった。僕は動けなくなりその場で少し休むことにした。
すると虎は僕のところに一目散に駆けてきて、僕の頭を体を手を足をすべて貪り食い尽くしてしまった。虎は腹が減っていたわけではない。ただ、それが必要なくなったためにそうしたまでだった。
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2
蟻