ムーミンの哲学
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哲学入門
哲学とはどんなものかをムーミンの「ひこう鬼 あらわる」を題材に書いた本
言葉(基準、技術) それは自らにとって 最もふさわしい場におかれたとき その場を一つの世界へと創りあげ 創りあげられたその世界の中で みずからもまた最も美しく輝く
原因の系列は、どこまでさかのぼるのであろうか。一つの可能性として、その系列は無限であると考えられる。もう一つの可能性としては、その系列は有限で、最初の項(原因)があると考えられる。
原因の系列に最初の項があるならば、事物が運動している事実は合理的に説明される。
なるほど(あんまりわかっていない)
初項があるならば、第一原因として神が存在することと、事実についての合理的な説明は両立する。
初項があるならば始まりのない神は存在しないのでは
ああでも神が初項になるのか
初項がなければ事実の原因を説明できない
理想は実現してしまえば
もはや理想ではなくなる
いかに得ようとしても
けっして得られないからこそ
それは理想であるのだろう
しかし理想は
いつもすぐ手もとにあり
わたしたちをつつみこんでいる
ムーミンパパの理想は「子供達と詩の喜びを分かち合うこと」だった
海には海に向けたコトバで、空には空に向けたコトバで接するように、子供達にもそうしなければならなかった
ミイがムーミンパパに向けたたましいのコトバによって2人は救われる
我思う、故に我在り (デカルト)の意味
中世の構図
神が被造物を表現し、被造物が諸概念を表現する
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graph LR;
神 --> 自然,人間,被造物
自然,人間,被造物 --> 諸概念
デカルトの構図
神が人間精神を表現し、人間精神が物体を表現する
人間精神と物体は切断されている
ムーミンのメタファーがすごいのか、著者の寄せて行き方がうまいのかわからん
かげぼうしの話
影は他者から見た自分のメタファー
自分自身の影を見る行為
メタ認知
見つめられているような自分自身の気分を確かめる行為
優れた作品は一つのテーマについて矛盾なく、また必要十分に語られている
#本棚