Blockchain
BlockChainとは
正しい記録しか記録できず、記録を変更・改ざんできない。(耐改ざん性)
管理者不在で、参加者全員で共有・運用する。(非中央集権・トラストレス・自律的)
ネットワーク共有型データベース。(分散型DB)
Blockchainの仕組み
プロトコルに従った書式のDBだけが記録される。
参加者全員によって合意されたデータだけが有効となる。
一度書き込まれたデータは変更も削除もできない。
システム全体を止めることはほぼできない。
記録されるのは取引の履歴だけ。
BlockChainの歴史
1980年代のリバタリアニズム.
中央集権が可能な限り最小限でなければならいという考え. 政治的イデオロギー.
1990年代のサイファーパンクの結成
個人の通信における本当のプライバシーを我々に与える保障を、法的にではなく物理的・数学的に保証する。
サイファーパンクの理念
プライバシーというのは選択的に自己開示する力のことをいう。
開かれた社会においてはプライバシーには匿名の取引システムが必須だ。
我々サイファーパンクは匿名システムの建設に献身する。
BlockChainにはブロックが必要?
台帳記録にはブロックは必須要素ではない.
ブロックの承認のためのルールが記載されている.
コンセンサスを駆動する本体はブロック
ノードは単なるスクリプト処理系
BlockChainのコンセンサスによるガバナンス
ブロックチェーンノードが
コンセンサスの主体
ブロックを承認する
ブロック作成者(マイナー)は
信頼点ではない
コンセンサスの結果(承認)に支配される
BlockChainが発達すると消える産業
公証人
各種仲介業者(アート的発想で価値を判断する人は必要)
第一次産業・トレーサビリティー
貧困解消
裁判の証拠
References:
Blockchainの進化
パターン1
Blockchain 1.0 デジタル通貨の実現(例: Bitcoin)
Blockchain 2.0 デジタルアセットのオンライン流通を実現, 金融分野
Blockchain 3.0 スマートコントラクトやDappsの実現, 非金融分野(医療情報, 商流管理, 資産管理, 土地登記など)
パターン2
Blockchain 1.0 暗号通貨
Blockchain 2.0 スマートコントラクト
Blockchain 3.0 アプリケーションの拡張
Blockchainの適用は, ヘルスケア, 知的財産権, 教育, そしてマテリアルに徐々に広がっている. ネットワーキング, 経済の共有, コミュニケーション, 社会管理, 慈善事業, 文化, 娯楽などの幅広いアプリケーションに広がっている.
Blockchain関連の市場規模
価値の流通・ポイント: 1兆円
権利証明行為の非中央集権化の実現: 1兆円
遊休資産ゼロ, 高効率シェアリングの実現: 13兆円
オープン, 高効率, 高信頼なサプライチェーンの実現: 32兆円
プロセス, 取引の全自動化, 効率化の実現: 20兆円