医薬品と参政党
https://scrapbox.io/files/68725bd6c12d59b212cb9d29.jpeg
先日久しぶりにツイートを投稿した。
こんな内容だ。
“あと、子育て真っ只中で「参政党いいかも」って思ってる人には覚えといて欲しいんだけど、あの党はアトピーの子が使う医薬品(ヒルドイドなど)の保険適用外しにも賛同してるよ。
実現しない「子ども1人月10万」のために投票したら、病院での自己負担が増えただけ、なんてことにもなるかも。
アトピーの中度〜重度なら、ヒルドイドも、リンデロンも、ステロイドも全て必要。
ということは、アトピー性皮膚炎だけで「年間7万円の負担増」になるということですよ。
(それに加えて複数の疾患を併発している人は、更に大変です)
なので、アトピー性皮膚炎をはじめとする慢性疾患医薬品の保険適用を守りたい人は、「維新・自民・公明・参政」以外のところに投票してください。
お願いします。
#参議院選挙2025”
[元のツイートhttps://x.com/solakofi/status/1941631771918901727?s=46]
[* 0歳児を産んだばかりの親として参政党に思うこと]
0歳児の親としてSNSの子育てアカウントを見ていると、パンパースの切り替え時期や指しゃぶりといった何気ない日常の話に混じって、スッ、と不穏な投稿を見つけることがある。
そりゃまあ、ほとんどの人が何らかの不安を抱えている情勢だし、米は高いし、嫌なニュースばかり聞こえてくるしで、行政や政治家への怒りを吐露する人が多いのは当然だよね。
でもね、「選挙に行こう投票しよう」はもちろんいいけど、「参政党いいかも」には賛同できない。
なぜなら、参政党の政策は、子育てしている人にとって無理筋&有害だから。
参政党は「子ども1人あたり月10万円支給」を掲げている。でもこれは無理①だし、無理②で、ほんと無理。
無理①=参政党は月10万円支給の財源として「子ども家庭庁を廃止してその予算を回す」としている。が、その時点で無理筋。子ども家庭庁予算は7.3兆円、15歳までの子ども1人あたり10万円支給するために必要な予算は17.2兆円で、全然足りない。
子ども家庭庁の予算には「保育所・放課後クラブ運営費」「児童手当」「育児休業給付金」「障害児・虐待防止・ひとり親支援」「大学授業料減免」「妊婦給付」等が含まれている。これを廃止するということは、これらの施策によるサポートを全て無くすということ。さらに教育費無償化も廃止したいとかで、とにかく無理すぎる。
参政党は医療費の削減を強く打ち出していて、冒頭ツイートの「OTC医薬品の保険適用除外」をはじめ、子ども医療費無償制度の撤廃、高額療養費制度自己負担額引き上げ、終末期医療全額自己負担化などを求めている。無理すぎる。ついでに言うと同党は「反ワクチン論」を提唱し続けているので、これまで公費で補助されていた乳幼児のワクチン接種に影響が出る可能性もあると思う。もしそうなったらどれほど自己負担が増えるのか・・・無理すぎるってば。
参政党党首が「うちの子なんか元気だから病院行かないわけですよ」とスピーチしていた。居酒屋でおじさんがこんなことを言ってる分には、へーそりゃよかったっすねーって感じのデタラメハッピー言説にすぎないが、国政政党の党首が選挙期間中に話す内容としては看過できない。妊娠出産をする人には高度医療を必要とする可能性が常にあるし、生まれた子供にNICUでの治療が必要な可能性、障害や慢性疾患や難病の可能性もある。風邪も引くし、怪我もする。「医療費がかかる状況は無いものとする」は「※ただし摩擦はないものとする」みたいなもの。あるのよ。
「子ども1人10万円の支給」はどのみち実現しない。日々移ろいゆく参政党の「公約」を見る限り、人気集めの目的で適当なことを言ってるだけだと思う。その反面、「医療費削減」は現与党+維新+国民の既定路線。つまり、この面で考えた場合、参政党への一票が「既定路線(医療費削減)への賛同」になる。それを140文字で書いたのが冒頭のツイートで、「家計のプラスになると思って参政党に入れたら、結果的に大きなマイナスになりました」という人が続出することを心配して思わず書きました。99万回もインプレッションがあるということは、同じように危惧している人がたくさんいるんだと思う。
選挙にはいろんなポイントがある。今回の選挙で「医療費」を重要なポイントと捉える人、現行の制度を守りたいと思う人は、共産/社民/れいわを選ぶのが良いと思う。次点で立憲民主かな。「OTCの話: 喘息治療薬の保険適用除外は適切か」で批判を受けたチームみらいは訂正をすぐ出していたので、人によっては選択肢になり得るかもしれない。
維新/公明は高額医療費上限見直しの時も、大きな批判が出てきてから反対側に回った。基本的には医療費削減したいけど、批判も受けたく、無いという風見鶏スタイルだと思う。国民民主に至っては、高額療養費制度利用者全体のうちわずか1%の外国籍者をスケープゴートにするという不誠実なやりかたで制度改悪を進めようとしていたんだった。
[* [* 参政党は「医療」の観点から見たら投票先として【論外】。なぜなら「反医療」だから。]]医療クラスタが口を揃えてひとつの政党を批判してるのなんて初めて見たかも。
関連リンク🔗
維新・国民・参政はotc類似薬保険除外を公約
[トンデモ数字に振り回されるな 繰り返される「終末期医療が医療費を圧迫」という議論https://www.buzzfeed.com/jp/naokoiwanaga/ryuniki-1]
高額療養費制度、外国人の利用割合限定的 支給額全体の1%https://www.asahi.com/articles/AST3K3V88T3KUTFK02BM.html?iref=sp_ss_date_article