論理学Ⅱ(山口尚の講義)第1回
命題Aについて
まず可能性がある
これを否定する
Aは可能でない
次に,Aでない(Aの否定)
Aでないことは可能である
これの否定
Aでないことは可能でない
一方,まず必然性があるからでも出発出来る
Aの否定:Aでない
つまりこの4タイプのどれか一つあれば他の3タイプは導出可能
以下記号
Aは必然だ
$ \square A ([$ square)
Aは可能だ
$ \Diamond A ([$ Diamond)
上の議論から
これらから次のことも予想される
$ \square A \equiv \lnot\Diamond\lnot A
$ \Diamond A \equiv \lnot\square\lnot A
つまり,どっちかがあればいい
ところでこれを結合子とみなすと
$ \square\square Aや$ \square\Diamond Aとはどうなるのか?(どういう意味を持つのか?)
または次の論理式は論理的に正しいのか?
$ \square p_1 \to \square\square p_1