文構造は同じだが少なくとも2つ以上の意味が取れる文の例
用途
あると,構文論と意味論の両輪があるんですよ,という説明のつかみとして便利?な気がする 例1
利根川は冷たい.
解釈1. 「利根川という人物がいて,その人は冷酷な人物である.」ことを意味している.
Mr.Tonegawa is cruel person.
$ \llbracket \text{利根川} \rrbracket_{\mathcal{I}_1} = \text{Mr.Tonegawa}
その名で呼ばれる存在が世界にただ一人一意に定まり,$ \text{Mr.Tonegawa}と表すとする.
$ \llbracket \text{は冷たい} \rrbracket_{\mathcal{I}_1} = \mathrm{Is}_\text{Cruel}(x)
存在$ xは,$ \text{Cruel}という属性を有しているのか?という世界における判断
$ \mathrm{Is}_\text{Cruel}(\text{Mr.Tonegawa})であるのか?
解釈2. 「利根川の水はひんやりとしている」ということを意味している
The water flows Tonegawa River is cold.
$ \llbracket \text{利根川} \rrbracket_{\mathcal{I}_1} = \text{Water flows Tonegawa River}
$ \llbracket \text{は冷たい} \rrbracket_{\mathcal{I}_1} = \mathrm{Is}_\text{Cold}(x)
$ \mathrm{Is}_\text{Cold}(\text{Water flows Tonegawa River})であるのか?